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    ぺんぎんCINEMA<レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―>

    • 2009.09.07 Monday
    • 23:47
    (今日は、ちょっと、しょんぼりなぺんさん。
    書く元気が出ないので、
    昨日書いたのを、仕上げて、あげとくね)

    あ。そだ。
    先日観たDVDの感想を、忘れないうちに書いておこう。

    えーと。
    普段は、本や映画のレヴューを書くときは、
    ネタバレしないように、
    かなり気を遣って書いてるんですけど、
    この作品については、
    結末はすでに史実に明らかだし、
    原作といえる『三国志演義』は、
    日本でも、小説、漫画、ゲームと、
    数多くの作品の元ネタになってるから、
    ジョン・ウー監督の解釈、というか、
    原作や他作品との演出の違い、
    どの部分がオリジナル・ストーリーなのか、
    といったあたりが、焦点になるので、

    ネタバレまくり!?( ̄□ ̄;)

    にならざるをえません。

    これから、借りて観る予定、
    自分なりに三国志を勉強したいから、あまり予備知識いらねー、
    という方は、
    ここで、止めて、シルブプレ♪

    『 レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(RED CLIFF2)』



    原題:赤壁 決戦天下
    監督:呉宇森(ジョン・ウー)
    製作:張家振(テレンス・チャン)、呉宇森(ジョン・ウー)
    脚本:呉宇森(ジョン・ウー)、陳汗(チャン・カン)、郭筝(コー・ジェン)、盛和?(シン・ハーユ)
    撮影:撮影 呂楽(リュイ・ユエ)、張黎(チャン・リー)
    音楽:岩代太郎
    出演
    周瑜:梁朝偉(トニー・レオン)
    孫権:張震(チャン・チェン)
    孫尚香:趙薇(ヴィッキー・チャオ)
    甘興:中村獅童
    小喬:林志玲(リン・チーリン)
    魯粛:侯勇(ホウ・ヨン)
    孔明(諸葛亮):金城武
    趙雲:胡軍(フー・ジュン)
    劉備:尤勇(ヨウ・ヨン)
    関羽:巴森扎布(バーサンジャブ)
    張飛:臧金生(ザン・ジンシェン)
    曹操:張豊毅(チャン・フォンイー)
    製作国:アメリカ・中国・日本・台湾・韓国合作映画
    配給:東宝東和、エイベックス・エンタテインメント
    2009年

    【あらすじ】

    西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬がある行動に出る。


              ☆      ☆      ☆

    言わずと知れた、
    アジア映画歴代最高ヒット作『レッドクリフ Part I』の続編。
    つーか、長いから二つに分けただけなんだけど(笑)

    名前の通り、「三国志」の中でも、最も面白い部分である、
    「赤壁の戦い」をテーマに、
    孫権・劉備連合軍が数で圧倒的に勝る曹操の大軍に立ち向かう様を
    ダイナミックに描いた作品。

    まずは、ストーリーと演出。
    ほぼ、『三国志演義』の美味しいとこ取り。

    孔明が、10万本の矢を集めるエピソードや、
    火攻めに必要な東南の風を吹かせた
    (あるいは東南の風が吹くのを予想していた)
    というエピソード。
    周瑜が、
    降伏の説客、兼、孫権軍の情報を盗み出す諜報役として潜入した蒋幹に、
    偽手紙を掴ませ、
    曹操水軍の主力である蔡瑁・張允への疑いを抱かせて、
    曹操に処刑させる知略。
    呉軍の火計に混乱し敗走する曹操軍を、劉備軍が陸路から攻めたこと。
    (この作品では、疫病と兵糧の不足から、
    いったん劉備軍が赤壁から退却し、
    同盟が破れたと曹操に思わせて、
    烏林側から、砦に突入する設定)
    このあたりの話を、
    かっこよく描いている。

    『三国志演義』を知ってる人には、
    少し物足りないのが、
    「苦肉の計(苦肉の策)」
    (呉の名将・黄蓋が周瑜に提案した奇策。
    曹操に対し偽りの投降の書簡を送り、
    諸将の前で周瑜との不和を演じて、
    周瑜から鞭打ち(棒たたきという説も)の刑を受け、
    投降を装って曹操軍に近づいて、
    船に積んだ薪や油に火を放って敵の船団に突入させ、
    火計の先陣をきったという逸話)
    や、
    「連環の計」
    (「鳳雛(ほうすう)」と呼ばれ、孔明と並び称される軍師、龐統が、
    火攻めを効果的にするために、
    曹操陣営に潜入して、曹操に、
    北方人である曹操軍の弱点である船酔い対策として、
    船と船を鎖で繋げることを進言した、
    という逸話)
    が、
    あっさり、スルー?!
    なことかな。

    ここは、敬老精神で、
    じーちゃん(黄蓋)に花をもたせてあげてほしかった(笑)

    そのかわり、女性に焦点を当てた、
    オリジナル・エピソードふたつが入ってます。

    ひとつは、
    孫権の妹孫尚香
    『三国志(正史)』では、孫夫人として、
    劉備と結婚した(まあ、呉との関係を繋ぐための政略結婚ですね)
    というくらいしか記されてないんだけど、
    『三国志演義』に、
    「気が強く、身の回りには常に武装した侍女達が付き、
    自身も薙刀を操り常に腰に弓を装備していたことから、
    弓腰姫と呼ばれていた」
    という記述があり、
    武術好きな、おてんばキャラとして登場することが多い。

    けど、この時代の中国の身分の高い女性は、
    さすがに戦場に出たりはしないので、
    この『レッドクリフ』で、
    劉備との縁談をやんわりと断り、
    単身、男装して曹操軍に潜入し、
    孔明に伝書鳩を飛ばしたり、
    曹操軍の兵卒と友情(ほのかな愛)を育んだりするエピソードは、
    びっくりした人もいるかも(笑)

    同じ意味で、びっくりが、
    周瑜の妻、小喬
    大喬小喬絶世の美女姉妹として
    中国全土に名が広まっていて、
    曹操の呉への侵攻は、小喬を欲してのことだという説もあり、
    『レッドクリフ』でも、
    曹操の小喬への執着を前面に出して描いている。
    数で圧倒的に不利な夫・周瑜の指揮する水軍が、
    火計に必須の東南の風を、いまかいまかと待っている・・・
    先に曹操軍に仕掛けられたら、勝機はない・・・
    そこで、小喬はこれまた単身で、
    曹操を訪ね、お茶を点てて、時間稼ぎをする、
    という命がけの献身で夫婦愛を表現。

    「守られるだけでなく、自ら戦うヒロイン」
    がジョン・ウーの好みなのかな。
    でも、これは、時流にも合ってるし、
    男臭い『三国志』モノの中で、
    貂蝉は別格として)
    数少ない女性キャラが活躍するのは、
    幅広い層にアピールする、という意味で、いいかも、
    とは思います。

    映画は、エンターテインメントだから、
    オリジナルの解釈、演出もあり、だよね。
    (好き嫌いは別として)

    あと、
    あたしは『蒼天航路』を読んでるせいか、
    曹操が大好きなんだけど、
    中国的史観においては、
    曹操はいわゆる悪役で、
    この映画でも、
    傷病兵たちを見舞った曹操が、
    感動的な言説で、兵の士気を高めたシーン以外は、
    あくまで「敵のボスキャラ」な扱いだったのが、
    ちょっぴり寂しい。
    まあ、ハリウッド映画で、
    そこまで、深く『三国志』の世界に踏み込むのは、
    無理だとは思うけどね(笑)

    次は、キャストについて。

    あたし、個人の感想としては、
    キャストは、ちょっと不満かなあ。

    特に、周瑜
    いや、トニー・レオンは好きなんですよう?
    でも、周瑜というキャラクターのイメージとは、
    ちょっと違ってたんです。

    周瑜は、呉国三代に渡り仕えた人で、
    「美周郎」のあだ名の通り、
    眉目秀麗な英雄というのが定説。
    文官(軍師)としても、武将としても、優れていて、
    孫権の兄、孫策とは
    「断金の絆」で結ばれた親友で、
    孫策が姉の大喬を、周瑜が妹の小喬を娶って、
    義兄弟でもあるという、関係。
    孫策亡き後、周瑜は孫権を弟を見守るように、心配していたと思うし、
    呉の最大の忠臣でもあったわけだから、
    その分、呉の不利益について敏感で、
    劉備との同盟、曹操との戦いに慎重であっただろうと想像できる。
    しかも、本人の美貌、才、芸術への造詣の深さ、
    絶世の美女を妻としていること、
    など、かなりプライドや自負を持った人物であるから、
    天才と称される孔明へのライバル心はかなり強かったと思われます。

    『三国志演義』では、
    いろいろな陰謀を孔明に仕掛けているから、
    あたしの中の周瑜は、
    怜悧で酷薄でドSな感じの男前で、
    いかにも「いい人」なトニー・レオンとは、
    ちょっと違うんだよなー(笑)

    あたしなら、
    トニー・レオンには、誠実で実直で武に長けた趙雲役を
    ふりますね。
    (実際、トニーと趙雲の役者さんは、キャラ被ってたよねー?)

    孔明役の金城武
    甘興(甘寧をモデルにしたオリジナルキャラ)役の中村獅童は、
    よかったと思う。
    飄々としてて、ユーモラスでトリックスター的な孔明像と、
    イケイケな甘興(甘寧)を上手く演じてた。

    日本の役者さんが、
    こういうふうに活躍するのは、うれしいです。

    一番、はまってたと思うのは、
    実は魯粛(笑)
    好きなキャラなんですよー。
    孔明に魅力を感じ、友情をはぐくみ、
    孫権軍と劉備軍のあいだで、板挟みになり、
    やきもきする人なんですが、
    その、おろおろ具合を上手にコミカルに演じて、
    素敵な和みキャラだった(笑)

    このキャスト・・・
    実は当初は、
    周瑜:周潤発(チョウ・ユンファ)
    諸葛亮孔明:梁朝偉(トニー・レオン)

    だったんだとか。
    (曹操役には渡辺謙もあがってたね)

    あはは。
    ユンファ様には、
    曹操役で出てほしかったなー。

    最後に。
    『男たちの挽歌』シリーズなど、
    昔からジョン・ウー作品が好きな人 ←あたしか?(笑)
    が気になる、
    ジョン・ウー的お約束♪
    がどうなのか?
    なのですが、
    どさくさにまぎれて健在です(笑)

    <くるくる回る>
    敵に囲まれたりなんかして、
    くるくる回りながら、全方位に銃をぶっぱなしたり、
    くるくるバイクで回りながら本人もくるくる回ったり(?)
    とにかく、回るのがジョン・ウー映画。
    今回も、くるくるです♪
    馬でも、くるくる〜♪

    <二丁拳銃>
    それまで、マカロニウェスタン的に、
    古くさくダサダサなイメージもあった、
    二丁拳銃(別名:ユンファ撃ち?)
    をスタイリッシュに変え、
    ガン・アクションのスタンダードにまで高めたのが、
    ジョン・ウー。
    他のアクション映画にも大きな影響を与えた。
    今回はさすがに出てこないかと思ったら、
    趙雲が二丁拳銃ならぬ、双剣(両手剣)で、
    華麗なアクションを見せてくれた。

    <スローモーション>
    ジョン・ウーといえば、スローモーション
    通常映像とモンタージュさせて、絶妙な美しさと「間」を作り出す
    ジョン・ウー・マジック。
    今回も、ここぞという場面には、ふんだんに使われてます。
    「見せるところは見せる」
    彼の緩急は、すごいかも。

    <白い鳩>
    これは、ファンには非常に大事です(笑)
    ジョン・ウーの映画では、
    血みどろヴァイオレンスの中で、
    なぜだか、平和の象徴であるが飛ぶのだ(笑)
    今回はないかと思ったら、
    ばっちり飛んでました。
    とても美しく。

    で。
    結局、評価はどうよ?
    といえば、
    「とりあえず、観ても損はしねえ!!」
    でしょうか(笑)

    『三国志』への理解度の違いで、
    感想にバラツキはあるかと思うんだけど、
    総制作費100億円
    私財10億円も投げ打っただけあって、
    CG全盛の世の中で、
    尋常じゃない数の人馬(エキストラ)を投入し、
    燃やしまくり、ぶっ壊しまくり、吹っ飛ばしまくった、
    ジョン・ウーの侠気に、
    素直に感心しましたですよう(笑)

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    • 2015.06.20 Saturday
    • 23:47
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      コメント
      Hornさん

      ありがとうございます。

      孔明かっこよかったですねー(笑)

      『三国志』は、面白く奥が深いです。
      ぺん吉なんか、まだまだ(笑)

      いろんな漫画や本を読み比べると、
      それぞれキャラクター造形や、
      解釈が違うのが楽しいですね。
      • ぺんぺん
      • 2009/09/14 7:28 AM
      ‥作品を再び堪能できました。

      ぺんぺんさんの溢れる知性に拍手♪
      • Horn
      • 2009/09/09 11:06 PM
      コメントする








          

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