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  • 2015.06.20 Saturday

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    図書カード6年1組ぺんぺん<2月分>

    • 2013.02.10 Sunday
    • 23:45
    例によって例のごとく、
    日記の執筆はリアルタイムとはかなりズレております。

    ということで、2月末日までの図書館貸し出し記録。

    「東雲の途」あさのあつこ
    「骨音 池袋ウエストゲートパークIII」石田衣良(再読)
    「優しいおとな」桐野夏生
    「光」道尾秀介
    「涼み菓子 料理人季蔵捕物控」和田はつ子


    もともと食いしん坊ではあるけど、
    めったやたらと、小説の中の料理の記述が気になる(笑)
    特に時代小説がツボ。

    そういえば、池波正太郎先生の『鬼平犯科帳』シリーズも、
    覚えているのは、食べものがらみの場面ばかりだ。

    奈良生まれの、奈良+大阪育ち、
    学生時代は京都で過ごし、現在も大阪在住である自分は、
    コッテコテの関西人だと思うが、
    心のどっかで、江戸の文化や食べものを希求してると感じることがある。
    (今の東京ではなくて)
    杉浦日向子さん、大好きだー。
    江戸に産まれたかった。
    江戸人になりたかった。

    母方が、東京だからなのか?

    納豆ふつうに食えるしなあ。つーか、むしろ好物?
    (小さい頃から食べていたから。
    生粋の関西人の家庭では、あまり食卓にはのぼらないため、
    食の均質化が著しい昨今でもいまだに、
    「腐った豆なんか食べられへんわ!」
    という子は結構いる)

    大阪は、海外も含め、全国のいろんな料理が
    安く美味しく食べられて、人情と笑いにあふれていて、
    住むには最高、という思いはいつでも変わらないけど、
    最後の晩餐には、お好み焼きやうどんじゃなくて、
    てんぷら寿司を所望したい(笑)

    DNAには、食の記憶も、もしかして刻まれるんだろうか、
    と時々思う。

    ◆2013年図書館本・・・現在25冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<1月後半>

    • 2013.01.28 Monday
    • 19:16
    1月後半の図書館貸し出し記録。

    「翔る合戦屋」北沢秋
    「奔る合戦屋」北沢秋
    「哄う合戦屋」北沢秋
    「忍び秘伝」乾緑郎
    「夢より短い旅の果て」柴田よしき
    「ゆんでめて」畠中恵
    「北里大学獣医学部 犬部!」片野ゆか
    「桜舞う おいち不思議がたり」あさのあつこ
    「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都
    「花のさくら通り」荻原浩
    「本屋さんで待ち合わせ」三浦しをん
    「話虫干」小路幸也


    いろいろ紹介したい本があるんだけど、
    今回は時代小説がアタリだったなー。

    特に「合戦屋」シリーズが、
    めちゃくちゃツボだった。

    刊行順は、


    「哄(わら)う合戦屋」

    「奔(はし)る合戦屋」
    「翔(かけ)る合戦屋」


    なんだけど、
    三冊一気に借りられたから、
    なんとなく、時系列順に読んだ方が面白い気がして、
    「奔(はし)る合戦屋」
    「哄(わら)う合戦屋」
    「翔(かけ)る合戦屋」
    (2→1→3)

    の順番に読んだ。
    これは大正解だったみたい。
    これから読む人は、
    是非、あたしと同じ順番で読むのをおすすめしたい、できれば。

    まずは、ざっくりあらすじ。
    かなりネタバレだけど、
    最初の「哄(わら)う合戦屋」で2作目「奔(はし)る合戦屋」の結末自体、
    わかってしまっている倒叙だから、
    その部分はアリってことにする。
    もしも、全く予備知識なしに読みたい人はスルーでお願い。

    天文年間。
    各地で大名・豪族が群雄割拠する中、次第にに強者が弱者の領土を呑み込み、
    あるいは滅ぼし、有力な戦国大名が形成されていく、戦国の前期である。

    北条、今川、武田などがどんどん領土を拡大する中、
    山の多い信濃は、その土地柄から、
    なかなか一国にまとまることはなく、
    山襞ごとに土地の豪族・大名が地域を治める状態が続いていた。

    天文二年(一五三三年)。
    石堂一徹(いしどういってつ)は、
    北信濃の豪将・村上義清に仕えていた。
    類まれな武勇と並外れた軍師としての才を併せ持つ一徹は、
    頭角を現し、主君からも絶大な信頼を受ける。

    豊かな財を持つ石堂家、聡明な両親、思慮深い兄、
    美しく明るい妻、愛らしい娘、
    武勇に優れ信頼関係で結ばれた郎党たち。
    すべてに恵まれ、順風満帆に思われた一徹の人生。

    「家臣の才能が主君のそれと比べて釣り合いを逸すると、
    互いに不幸になるのではないか」


    その不安は最悪のかたちで的中する。

    佐久を巡って甲斐の武田との争いが熾烈になる中、
    義清と一徹の関係は少しずつ変化していく。

    武勇の主君、善清との小さな亀裂。

    村上善清は、自ら戦の先陣に立つのも厭わない猛勇の武将であり、
    長槍を得意とし、槍戦術の創始者ともいわれるほどの戦上手であったが、
    その戦いは、目の前の敵をやみくもに倒すという、旧式の戦の域を出ない。
    やがて、天下統一という大望に向けて、
    たった一人の勝者になるため、情報戦略や経済政策も含めて、
    戦のあり方自体が急激に進化していく過酷な戦国の世に必要な中長期戦略。
    一徹には見えているものが彼には理解出来なかった。

    新参者でありながら家中で大きな力を持つようになった石堂家への
    譜代家臣の妬みと反目も手伝って、
    義清の心にも、一徹への恐れや疑心が生まれてしまった。

    それが原因で、武田の急襲の際、
    一徹は愛する妻子、妻の両親、
    さらには信頼する郎党頭の三郎太を一度に失ってしまう。

    村上家を去った一徹は、
    信濃各地を流浪し、何人かの武将に仕えたが、
    一徹の武功と勇名は大きすぎ、その才能を使いこなせる将はなかった。

    やがて、放浪の旅の果てに一徹は、
    甲斐の武田と越後の長尾に挟まれた中信濃の小豪族・遠藤家に辿り着く。
    無禄の軍監(軍事顧問)として遠藤吉弘に仕えることになった一徹は、
    その才を持って周辺の豪族を併呑し、
    遠藤家は武田と一戦を交えるまでになる。

    天文十九年。
    村上、小笠原、遠藤を中心とした信濃勢と
    武田晴信(信玄)との戦いの火蓋が切って落とされる。

    主君・遠藤吉弘が、
    ついに信濃の覇権を賭けて
    宿敵・武田晴信と相見える一徹の心の奥底に潜むものに気付いたとき、
    またしても運命の歯車は狂い始める・・・?!


    はー。面白かった。
    「天才の孤独」「天才の悲哀」
    は、よくあるテーマかもしれないけど、あたしは好きだな。

    あらすじだけ書くと、
    なんか、ごりごりの戦記ものみたいだけど、
    全然そんなことなくて、
    家族のぬくもり、男女の愛、主従の絆と、
    情感あふれるエピソードがてんこもりの極上エンターテインメント。

    主人公の石堂一徹は実は架空の人物。
    遠藤吉弘も。
    あと、一徹に倒された敵方の武将もね。
    「架空の人物が実在の人物を倒すのはおかしいから」とのこと。

    でも、起こった出来事、物語の流れは、全く史実に忠実に書かれていて、
    好き勝手にゆがめられたり作られたりはしていない。
    歴史の隙間に架空の人物をすべりこませて、
    これほど違和感のない物語を作ってしまう手腕に感嘆。
    これこそ、「物語」の醍醐味だと思う。
    まあ、この部分は好き嫌いが分かれるとは思うけど。

    この手法で、もっといろんな歴史上の事件や戦を描いてくれるとしたら、
    これからも楽しみな作家さんだ。北沢秋。

    ちょうど、同じときに読んだ
    「忍び秘伝」乾緑郎も、
    信濃を舞台にしたものだったから、
    急に、このあたりの歴史に興味出てきた。

    あ、マンガ好きの人向け小ネタ。
    「哄(わら)う合戦屋」の表紙は、志村貴子
    「奔(はし)る合戦屋」の表紙は、やまだないと
    だよん。

    ◆2013年図書館本・・・現在20冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<1月7日>

    • 2013.01.08 Tuesday
    • 14:32
    さて。新年初の図書館貸し出し記録。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「クローバー・レイン」大崎梢
    「ホテル・ピーベリー」近藤史恵
    「禁猟区」乃南アサ
    「蛍の航跡 軍医たちの黙示録」箒木蓬生
    「東京ロンダリング」原田ひ香
    「新参者」東野圭吾
    「ここはボツコニアン」宮部みゆき
    「名被害者・一条(仮名)の事件簿」山本弘


    さっそく楽しい本にあたって、
    うれしい時間を過ごせてる。

    今年初めてのこのカテの記事だから、
    やっぱり、古本屋らしく、
    「本にまつわる本」
    を紹介したい。


    『クローバー・レイン』大崎梢(ポプラ社)

    まずは、ざっくりあらすじ。

    工藤彰彦は、
    大手出版社・千石社の若手編集者。
    文芸を担当しており、何人かの人気作家を抱えて、多忙な日々を送っている。

    ある日、他社の新人賞贈呈式のパーティに出席した彰彦は、
    一応自分の担当ではあるが、
    売れないベテラン作家・家永嘉人
    久しぶりに出会う。
    酔った家永をなりゆきで送ることになった彰彦は、
    そこで読んだ家永の新作長編小説『シロツメクサの頃』
    心を動かされる。

    是非、単行本にしたいと、家永に伝え、
    感動作を世に出すことに何の問題もないと信じていた彰彦の前に、
    次々と突きつけられる現実。

    千石社は社員である彰彦が思っていた以上に、
    大手であり老舗であった。

    売れてない作家だから、相手にできない。
    優れた原稿であっても、今現在の評価が低ければ本にしない。
    他社から出し評価が上がれば、つきあうに値する相手かどうか
    もう一度検討し直し、お眼鏡にかなえば声をかける。

    作家としてのネームバリュー作品のクオリティ
    両方が必要。
    それが千石社にふさわしいということ。

    心震える物語を読者に届けることが出版社の、
    そして編集者の仕事ではないのか?

    挫折を知らず、そつなくスマートに仕事をこなす若手編集者だった自分と訣別し
    蛮勇(野蛮な勇気)を持って、
    『シロツメクサの頃』の刊行のために奔走する。

    彰彦にはどうしても自分の出した本を
    読んでもらいたい相手がいるのだ。


    作家、編集者、営業マン、書店員・・・
    本に携わる人々のまっすぐな思い、本への愛に
    やさしく包まれる1冊。

    前にも紹介した作者の大崎梢さんは、
    元書店員だけあって、
    本を人々に届ける仕事をしている人を主人公にした作品が多い。

    『サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ』
    『配達あかずきん―成風堂書店事件メモ』
    『晩夏に捧ぐ―成風堂書店事件メモ・出張編』

    は、
    駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、
    しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、
    書店で起きる事件、さまざまな謎に取り組んでいく
    日常の謎系「書店ミステリ」

    『平台がおまちかね』
    『背表紙は歌う』

    は、
    出版社営業・井辻智紀の業務日誌シリーズと呼ばれ、
    自社の本を少しでも多く良い場所に並べてもらうために、
    日々、書店を回る営業マンの日常を描いたもの。

    そして、今回は編集者

    作家との仕事だけでなく、
    他社編集者とのつきあいや営業マン、書店員とのやりとりも
    しっかり描かれ、
    「1冊の本が出るまで」
    いかに多くの人々が関わっているかがわかる。

    サブストーリーとして、
    彰彦が本を届けたい相手にまつわる彼の少年時代の思い出や、
    作家・家永の娘、冬実への淡い恋心なども、
    叙情的に物語に、小さな花のような彩りを添えている。

    草原にふりそそぐ、優しい雨。
    タイトル通りのやわらかに心にしみ通る物語だ。

    ◆2013年図書館本・・・現在8冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<12月分>

    • 2012.12.31 Monday
    • 23:13
    12月分の図書館貸し出し記録も、かなりつけ忘れあるけど、
    覚えてるのは書いておこう。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「すかたん」朝井まかて
    「ハタラクオトメ」桂望実
    「民王」池井戸潤
    「幸せになる百通りの方法」荻原浩
    「俺のコンビニ」峰月皓
    「俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち」峰月皓


    久しぶりにおもしろいラノベ発見。


    『俺のコンビニ』峰月皓
    『俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち 』峰月皓
    (メディアワークス文庫)


    まずは、ざっくり、あらすじ。


    卒業を間近にして、故郷へ帰ってきた大学生、牧水良平

    東京での大学生活のあいだ、大手コンビニエンスストアでのバイトを続け、
    良い仲間や店長(オーナー)に恵まれ、楽しく働いていた良平は、
    販売の仕事にやりがいをおぼえ、オーナー店長にも見込まれて、
    彼を助ける役割として、雇われではあるが
    卒業後は店長として就職も決まり、明るい未来が見える気がしていた。

    だが、コンビニ本部と対立したオーナーが過労で倒れ、
    繁盛店だった店はオーナーの手を離れて本部の経営に。
    就職もなかったことになり、恋人とも別れて、
    失意のまま、実家に戻った良平。

    母親が営む小さな商店を手伝うわけでもなく、
    悶々とした日々を送っていたが、
    不振にあえぐ実家の実情を目の当たりにし、
    同様に、さびれた商店街に古くからある店が、
    コンビニに改装することを知った良平。
    そして、近隣に進出してくることになった、コンビニこそは、
    良平の将来を奪ったあの大手チェーンだった!?

    良平は、母親を説得して、実家の商店をコンビニにすること決意する。
    中堅チェーンとのフランチャイズ契約。他店での研修。アルバイトの面接。
    店長として、良平のコンビニ開店への奮闘が始まる。


    おもしろかったよー。
    前から、『ガイアの夜明け』とか、
    ビジネス系ドキュメンタリーが大好きなあたしにとっては、
    コンビニの開店まで、
    というのは、興味をひかれる題材。

    店長を大学を出たばかりの青年に設定したこと、
    アルバイトを高校生中心にしたことで、
    青春小説としても、よくできている。

    『俺たちのコンビニ』は続編。

    故郷の小さな田舎町でコンビニを起ち上げた若き店長、牧水良平。
    数々苦労を乗り越え開店にこぎつけた彼を待っていたのは、厳しい現実。
    画一化を図るコンビニチェーン本部に抵抗し、
    オリジナリティあふれる店を作ろうと
    バイトの高校生たちと共に奮闘するが、経営は赤字続き。
    しかも、ある事件が原因で、客足が激減してしまう。
    まだまだこれからというときに、閉店の危機に直面した良平は・・・?


    1冊目で、
    「開店後の様子をもっと描いてほしかった」
    「いいところで終わってしまった」
    という感想が多かったように思うけど、
    たぶん、はじめから作者には2冊目の構想もあったんだろう。
    これから、読む人は、2冊でセットと思って読んでね。

    青春小説、しかもラノベではあるけど、
    是非、年齢層の高い人にもおすすめしたい。

    いまや、80〜90年代のように
    「若者の集う場所」だけではなくなったコンビニ。

    共働き家庭や高齢者向けに、
    小人数用のおそうざいや弁当、
    安価なPB(プライベ―トブランド)商品も充実し、
    プチグルメを満足させる美味しいスイーツや、有名店とのコラボ商品も並ぶ。

    そんなコンビニの灯りの向こうには、
    働く人の様々な物語がある。

    そして、利用者としてだけでなく、
    事業としてのコンビニに興味を持ったことがある人も多いのでは?

    さびれてしまった昔ながらの商店を、
    コンビニ業態にかえようと考えている経営者、
    会社員生活をリタイアした後、
    何か自分で(家族と一緒に)やれるような商売がしたいと考えてる人、
    きっとたくさんいると思う。

    フィクションだけど、よく取材して書いてあるし、
    コンビニの実情を知る一冊として読んでもおもしろいかも。

    ◆2012年図書館本・・・現在179冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<10〜11月分>

    • 2012.12.20 Thursday
    • 22:45
    あわわわ。

    図書カード(図書館貸し出し記録)もずいぶん長い間書けなくて、
    確実に30冊以上はロストしてしまったけど、
    10月11月分で覚えているものは、できるかぎり書いてみよう。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「キシャツー」小路幸也
    「東京バンドワゴン レディ・マドンナ」小路幸也
    「吉原裏同心(一)流離」佐伯泰英
    「吉原裏同心(二)足抜」佐伯泰英
    「交代寄合伊那衆異聞 変化」佐伯泰英
    「それからの三国志(上下)」内田重久
    「料理人季蔵捕物控 祝い飯」和田はつ子
    「華麗なる欺き」新堂冬樹(再読)
    「ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選」中村融・編
    「終活ファッションショー」安田依央


    ああ、やっぱ、脳味噌ひゅーひゅー。

    タイトルが出れば、内容は覚えてるけど、
    すぐには題名出てこないや。

    今までは、手帳に書き込んでいた読書記録を、
    このブログ上での記録に変えたんだから、
    ちゃんと書かないとダメだなあ。
    自分の記憶力を、もう過信できなくなってきた。
    唯一の自慢だったのに。
    ま、もう四十路だしな(笑)

    初モノは、佐伯泰英

    年末に近づくと、新聞や雑誌、ネットの本関連記事で、
    その年の売上ランキングや
    ジャンル別の作家人気ランキングなんかの特集が多くなるのは毎年だけど、
    ふと目にした記事で目についたのが、この人。

    時代小説の人気作家として、
    かの御大、池波正太郎司馬遼太郎
    並んで登場していて、びっくり。

    現代作家でそれほど・・・???
    と興味をひかれて、何冊か借りてみた。

    まだ、
    「吉原裏同心」シリーズ

    「交代寄合伊那衆異聞」シリーズ
    のさわりだけだけど、
    かなりイケてる!

    雰囲気としては、池波さんに近いかなあ。
    そんで、新しい感じの痛快な剣豪小説

    己の本来の役職やさだめから、
    突然にはぐれてしまった主人公が、
    剣の腕やその人柄を見込まれて、
    新たな居場所で懸命に生きようとする姿を描いたものが多い。

    江戸の風俗や史実をしっかり描きながら、
    「歴史IFもの」みたいに、大胆な発想も取り入れ、
    過剰でない程度に、かっこいい立ち会い(斬り合い)あり、
    人情あり、ロマンスあり。
    特に、上記の2シリーズでは、
    江戸ものでは人気の題材、吉原も多く登場して楽しい。

    あいかわらず、ミステリーもSFもホラーも、
    純文学もノンフィクションもラノベも何でも読むけど、
    そこに若いときは苦手だった歴史・時代小説が加わることで、
    読書の幅や深みがぐんと広がった気がする。

    誰にでも、どうしても、好き嫌いってあるけど、
    食べることと読むことと人付き合いに関しては、
    先入観を捨てて、なんでも試してみることは大事なんじゃないか、
    と思うにゃ。

    ◆2012年図書館本・・・現在173冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<9月分>

    • 2012.10.11 Thursday
    • 23:21
    あ、9月分の貸し出し記録まだつけてなかったね。
    この月はちょっと貸し出し少なめ。
    図書館へ行く時間がなかったのと、
    仕事用読書の方が大量にあったためである。
    その成果は後日、別記事で。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「砂の王国(上下)」荻原浩
    「荻窪シェアハウス小助川」小路幸也
    「コーヒーブルース」小路幸也
    「三つの名前を持つ犬」近藤史恵
    「逸脱」 堂場瞬一
    「哀しみの星」新堂冬樹
    「感染遊戯」誉田哲也(再読)


    今回のピックアップは・・・


    「砂の王国(上下)」荻原浩(講談社)

    まずは、ざっくりあらすじ、まとめてみよう。

    転落はほんの少しのきっかけで起きた。

    山崎遼一、41才。
    ストレスから酒に溺れ、
    仕事で大きな損失を出して、大手証券会社を解雇され、
    妻は家を出ていき、
    借金から逃れるため、自宅を離れることになった彼は、
    ネットカフェで生活することになるが、
    それでもまだ、自分だけは大丈夫だと心のどこかで思っていた。
    常連になったネットカフェで、つい気を許した若者に、
    全財産の入った鞄を置き引きされるまでは。

    所持金わずか3円。

    自由で気ままに見えたホームレスにも、
    なわばりや力関係があり、
    突然、ホームレス生活を余儀なくされた彼には、
    その中でさえ、居場所がない。

    段ボールハウスの設置場所を求めて辿り着いた公園で
    隣人として彼を受け入れてくれた(特に邪魔にしなかった)
    若い美形のホームレス・仲村
    ほとんどしゃべらない青年は、
    その美貌と不思議なカリスマ性で、
    近所の商店につてを持ち、食糧には困っていないようだった。
    仲村のおこぼれにあずかりなから、
    公園で商売をしている辻占い師・錦織龍斎のサクラで
    小銭を稼ぐ日々。

    ある日、龍斎が席をはずしたときに、
    占い師と勘違いされ、見よう見まねで相手の悩みを占ってみせ、
    ガラス玉のブレスレットを霊験あらたかな水晶として
    高値で売りつけることに成功した彼は
    数万円を元手に、浦和競馬場へ向かう。

    プラスよりはるかにマイナスの多かった人生。

    俺はまだ自分の運というやつに貸しがある。
    さぁ、勝負だ。

    三百万を超える大金を手に入れた彼が、
    「自分を路上に捨てた世間」
    に逆襲するために選んだ方法は、
    「宗教を興す」
    ことだった。

    仲村の美貌とカリスマ性、
    龍斎が占いで身につけたコールドリーディングと巧みな話術、
    そして、彼が証券会社や、一時期働いたマルチ組織で身につけた
    ビジネスセンスとテクニック。

    たった3人で始まった、新興宗教「大地の会」は、
    みるみるうちに若者や女性を中心に会員を増やしていく。

    「大地の会」の事務局長・木島礼次と名を変え、
    仲村と龍斎を傀儡として操り、
    成功を手にしたはずの彼だったが・・・。

    圧倒的なリアリティで描かれる極貧の日々と宗教創設計画。


    これほど、読み応えのある本は、久しぶり。
    分厚い単行本上下2冊、しかも内容も重いので、
    誰にでもおすすめできるわけじゃないけど、
    軽い読み味のものがもてはやされる昨今、
    ここまで本格的でこってりした料理に挑戦した荻原シェフはすごい。

    しかも、
    軽めでユーモアがあって読みやすく心温まる、という、
    今最も需要の多い作品を書ける作家さんが、
    長い時間をかけて、こういうものを書いたというのがすごい。

    構想も良いけど、
    特筆すべきは、そのリアリティだろう。
    ホームレス生活の場面などは、
    「本当に、試しにホームレスやってみたんじゃないか?!」
    と思うほどであった。

    しばらく、他のものが入らないくらい、満腹させていただきやした。

    ◆2012年図書館本・・・現在162冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<8月後半>

    • 2012.09.28 Friday
    • 23:18
    やっと、下書きだけしてた過去記事を仕上げる余裕ができてきたよ。

    ありがとー。JINさん。
    いい感じに力抜けましたよう。

    いや、ほんと。
    オレ、何か勘違いしてたかなー?(笑)

    このブログ始めたのは、もう5年くらい前になるっけ?
    その頃は、まだ、アメブロみたいに、
    使いやすいブログサイトも普及してなかったし、
    友人知人でもブログやってる人まだ少なかったの。
    Twitterの日本語版も、なかった頃だ。

    いろいろ、知らない人のブログ見たけど、
    「今日、何食べた」とか「この本読んだ」とか「どこそこ行った」とか
    それだけで終わってる短いブログ読んで、
    「だから、それで???」
    「感想とか、情報とかは?」
    「知らない人の何の意味もない日記なんか読みたくないよ」
    って強く思った記憶があって、
    なんか、そのときに、
    できれば、自分の思いが伝わる文章を書きたいな、
    自分の経験や知識をちょっとでも誰かの役に立つような情報発信したいな、
    っていう、大それたこと考えちゃったんだよなー(汗)

    ブックレビューとかグルメ記事とか、
    結構、褒めてくれる人がいたのもあって、
    どんどん自分でハードル上げちゃって、
    「(オレの基準で)ちゃんとした記事」
    でないと、
    アップしてもしょうがない、
    っていう変な縛りができて・・・
    かといって、体調悪かったり、忙しかったりすると、
    毎回毎回、渾身の記事を書き続けられるわけもなく。
    間があけばあくほど、次は、もっと面白いもの書かなきゃ、って、
    妙なプレッシャーに苦しむ羽目になったりしたのだ。

    よく考えたら、
    このブログを読んでくれてる人って、
    自分の家族、友人、知人、店のお客様が中心なんだし、
    いちいち、文章の出来をジャッジされてるわけでもないんだよなー。

    そもそも、オレ、作家でもライターでもないじゃん(笑)

    何をそんなに、気負ってたんだろ。バカだな。

    みんな、オレが
    元気で仕事してるかな。
    最近は何してるかな。
    何か面白い本あるかな。
    って、ちゃんと好意的にあたたかく見守ってくれたり、
    ちょっとした情報を参考にしてくれたりしてる、
    それだけで十分だったのに。

    1ヵ月も、ぐだぐだ悩んで更新できない方が、
    よっぽど心配かけるのに。

    PDC(ポジティブ脱力クラブ)魂を忘れてて、ごめん、陽一(YO-KING)。

    いつでも、オーラ全開じゃあ、ぶっ倒れるよな。
    ちゃんとコントロールできなきゃ、
    天空競技場のてっぺんまで、行けない(笑)

    これからは、ちょっと、ゆるゆる〜で。

    今日は、8月後半の図書館の貸し出し記録つけとくね。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「鉄の骨」池井戸潤
    「サムライ千年やりました」岩井三四二
    「ばらばら死体の夜」桜庭一樹
    「エス」 鈴木光司
    「エディプスの恋人」筒井康隆(再読)
    「最悪のはじまりは、」塔山郁
    「黒猫の遊歩あるいは美学講義」森晶麿
    「虹の岬の喫茶店」森沢明夫
    「森見登美彦の京都ぐるぐる案内」
    「千両花嫁 とびきり屋見立て帖」山本兼一
    「ええもんひとつ とびきり屋見立て帖」山本兼一
    「トワイライト・テールズ」山本弘
    「去年はいい年になるだろう」山本弘


    ぐだぐだだったわりには、意外に本はちゃんと読んでたな。


    『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』(新潮社)

    モリミーの京都案内、楽しかった。
    懐かしい場所の写真がいっぱい。
    実は、オレの母校D大と、モリミーの京大は、
    京阪電鉄だと最寄り駅が同じ「出町柳」
    鴨川デルタを挟んで、
    微妙に縄張り意識があって(笑)
    川向こうにはあまり行かなかったけど、
    安くてめちゃくちゃボリュームのある、
    百万遍の定食屋「ハイライト」には、
    ときどき、潜入してたよ。

    秋の京都に行ってみたくなった。

    ◆2012年図書館本・・・現在154冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<8月前半>

    • 2012.09.16 Sunday
    • 23:10
    ぐっだぐだの8月だったけど、
    とりあえず、本を読むのは、息するのと同じくらいの感覚だから、
    普通に読んでた。
    ちょっと、冊数は少ないけどね。
    忘れないうちに、つけとこう。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「ご先祖様はどちら様」高橋秀実
    「大江戸釣客伝(上下)」夢枕獏
    「クロス・ファイヤー」柴田よしき
    「ポニーテール」重松清
    「吉田キグルマレナイト」日野俊太郎
    「完盗オンサイト」玖村まゆみ
    「絆回廊(きずなかいろう) 新宿鮫X」大沢在昌
    「サラの柔らかな香車」橋本長道


    どれも面白かったが、
    やっぱ、将棋ファンとしては、これでしょ?!


    『サラの柔らかな香車』橋本長道(集英社)

    棋界の新鋭・石黒竜王芥川名人の名人戦七番勝負第五戦。
    近くの市民ホールで行われた大盤解説。
    芥川名人の長考のあいだに
    会場の一般観衆向けに出題された「次の一手クイズ」
    司会者に次の一手を問われたのは、
    金髪に碧い瞳、透き通るような白い肌の天使のごとき少女だった・・・。
    彼女が答えた突飛な一手。
    誰もが苦笑するその一手こそが、まさに芥川名人が指した68手目であった。

    護池・レメディオス・サラ
    日系ブラジル人。

    多くの外国人、低所得者層が住む公営団地に暮らす瀬尾は、
    かつて奨励会に属していたが、年齢制限に阻まれ、
    棋士となることなく棋界を去り、
    今はパチプロとして生計を立てていた。
    団地の公園で、学校にも行かず、一人で遊ぶ風変わりな少女と出会った彼は、
    様々な時間つぶしの遊びのひとつとして、
    将棋盤を彼女に与えたことで、
    稀有な才能の誕生に立ち会うことになる。

    四年後、彼女は再び世間に姿を現す。

    天才少女と名高い北森七海
    女流プロとして無敵を誇る萩原塔子
    そして、瀬尾の下で将棋の才能を開花させたサラ。

    将棋の世界で高みを目指す、三人の女性を軸に、
    「才能とは何か?」
    に深く迫る青春将棋小説。


    小説界の登龍門、小説すばる新人賞の第24回受賞作。

    うれしいっす。
    とにかく、このジャンル(将棋を題材にしたフィクション)は、
    書き手が少ないんだもん。

    他のジャンルでは、ある程度、筆力のある作家さんなら、
    取材だけでも書ける気がするんだけど、
    将棋は、難しいんだよねー。
    どうしても、棋士を主人公に据えるからには、
    対局シーンを書かないわけにはいかないし、
    それには、かなりの棋力が必要になる。

    だから、今まで読んできた秀逸な将棋本というのは、
    ほとんどが、棋士や元奨励会員によるノンフィクションで、
    小説や漫画などのフィクションはすごく少ない。

    書き手は、
    やはり、将棋を知ってる人に限られてしまうから。

    超ハイテンション将棋漫画『ハチワンダイバー』の作者
    柴田ヨクサルさんは、アマ4段で、
    佐藤康光さんと魔太郎(渡辺竜王)
    飛車落ちで勝ってる。

    『しおんの王』の原作者:かとりまさる
    実は、元女流棋士・林葉直子さんだしな。

    この作品はどうなんだろ?
    と著者の経歴見てみたら、
    やっぱり、元奨(もとしょう=元奨励会員)さんだった!

    中学生将棋王将戦で優勝し、
    奨励会に入会、1級まで昇級するも大学在学中に退会している。

    そう思うと、
    羽海野チカさんが、
    いくら先ちゃん(先崎学八段)が監修についているとはいえ、
    あれだけ、ちゃんと対局シーンにガチで向き合って、
    きちんとその内面を描いているのは、すごいことだにゃあ。

    さて。この『サラの柔らかな香車』、
    つい、将棋ファン目線でのネタを切り口にしてしまったけど、
    むしろ、作品自体は、
    将棋ではなく、
    「天才」「才能」についての物語であると言っていい。

    奨励会は、それぞれの地方の「天才」「神童」の集まりだ。
    みんな、小さい頃からオトナを負かすような才能の持ち主で、
    いつしか将棋を将来の仕事として考え始め、
    信じられないような時間を費やして、
    夢に全力を賭けている。
    それでも、現実は、彼らを勝者と敗者に分け、
    年齢制限という高く厚い壁を越えて、
    プロ棋士という職業に就けるのは、ほんの一握り。

    これは、野球でもサッカーでも勉強でも、きっと同じ。
    小さい頃から、自分が得意としてきて、
    少しは才能があると思い、またそれにさらに磨きをかけるために、
    血を吐くような努力を続けても、
    レギュラーになれなかったり、大会で優勝できなかったり、
    志望校に合格できなかったり、
    ということは起こるのだ。

    「才能」という言葉の前に、
    砂を噛むような思いをしたことはきっと誰にでもあるだろう。

    将棋というやや特殊な題材ではあっても、
    主題は普遍的
    かまえずに読んでみて。

    ◆2012年図書館本・・・現在141冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<7月26日>

    • 2012.07.26 Thursday
    • 23:16
    ぺんさん引き続き@ネットカフェ。

    まずは、7月後半の図書館貸出記録から。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「ヒア・カムズ・ザ・サン」有川浩
    「ゴーストハント5 鮮血の迷宮」小野不由美
    「ゴーストハント7 扉を開けて」小野不由美
    「明日のマーチ」石田衣良
    「カンタ」石田衣良
    「ウエディング・ベル」五十嵐貴久
    「転迷 隠蔽捜査4」今野敏
    「虚報」堂場瞬一
    「遥かなる星の流れに(上)デルフィニア戦記17」茅田砂胡(再読)
    「遥かなる星の流れに(下)デルフィニア戦記18」茅田砂胡(再読)
    「天満のスイッち」天満スイッち編集室


    今回は、
    小野不由美
    の話。

    やっと読み終わった
    『ゴーストハント』(全7巻)
    だが、
    なかなかに感慨深いものがあった。
    ラノベっぽさがある意味懐かしい。
    この頃は、まだ「ラノベ(ライトノベル)」って言葉も
    一般的じゃなかったけど。
    こうして、全巻一気読みできる日がくるとは思わなかったなー。
    めでたいことだ。

    ファンには「悪霊シリーズ」と呼ばれるこの作品は、
    小野不由美の初期作品で、
    講談社X文庫ホワイトハートから、
    1989年〜1992年のあいだに刊行されたもの。

    ぐはっ。
    もう20年も経つのか。

    当時、ティーンズ系の文庫としては、
    かなりの人気を誇った作品なのだが、
    続編の「ゴースト・ハント」シリーズが、
    1994年の『悪夢の棲む家(上)(下) 』の1作で中断して以降、
    続きが書かれることはなかったし、
    今回、新装版『ゴーストハント』
    として生まれ変わるまで、
    「悪霊シリーズ」
    『悪霊がいっぱい!?』
    『悪霊がホントにいっぱい!』
    『悪霊がいっぱいで眠れない』
    『悪霊はひとりぼっち』
    『悪霊になりたくない!』
    『悪霊と呼ばないで』
    『悪霊だってヘイキ!(上)(下)』

    は、
    ものすごい数の復刊リクエストも空しく、
    「幻の絶版本」
    になってしまってたのである。

    当然、古本の世界でも、高値がつき、
    これを1冊でも見つけたら、狂喜したものだが、
    レア過ぎて、手元に一度に揃ったことがなく、
    ファンとしては、
    「もう高値で売れなくてもいいから、
    普通に読めるようになんねーかな」

    と思ってたら、
    ついについに、2010〜2011年に、
    メディアファクトリーから発売されたのが、
    この新装版『ゴーストハント』

    復刊されなかった理由が、
    これ言われたら、ぐうの音も出ない
    「作者の意向」
    (ま、つまり、若書きの文章を世間にさらしたくないというか)
    だったんで、あきらめてはいたが、
    今回、全面大幅リライトして刊行の運びに。

    「うっわー、昔めっちゃ好きやってん」
    という方は是非、
    ナル麻衣や、
    ぼーさん、綾子、真砂子、ジョン、リン、安原くん
    と再会してね。

    そして、7月は、 小野不由美ファンにとっては、
    うれしいニュースがいっぱいであった。

    『華胥の幽夢』の刊行以後、
    こちらも10年以上
    新刊が出ない!
    新潮社の雑誌『yom yom 』
    に2008年と2009年に掲載された、
    「丕緒(ひしょ)の鳥」
    「落照の獄」


    いつまで経っても書籍化されない!
    と、忍耐と苦難の日々が続いた
    『十二国記』シリーズ

    7月に発売になった、
    『魔性の子 十二国記』
    『月の影 影の海 十二国記(上)(下)』
    新装版を皮切りに、
    山田章博画伯
    描き下ろしカバー装画と挿絵イラストも追加された
    新しい
    新潮文庫版『十二国記』(完全版)が、
    順次刊行予定。


    『月の影 影の海 十二国記(上)』小野不由美(新潮文庫)


    そ、そして、なんと、
    『華胥の幽夢』までの既刊の新装版発売後には、
    「丕緒(ひしょ)の鳥」+「落照の獄」+書下ろし短編
    を収録したオリジナル短編集と、
    完全書下ろし長編(!)
    の2作が刊行されるとのこと。

    やったあああああ。ヽ( ^∀^)ノ

    そして、『十二国記』以外でも、
    ものすごく久しぶりとなる新刊単行本2冊が、
    同じ日に発売されたぞ。

    『鬼談百景』(メディアファクトリー幽BOOKS)
    『残穢』(新潮社)

    はホラー。

    祭りだ!!

    ◆2012年図書館本・・・現在132冊◆

    図書カード6年1組ぺんぺん<6月分>

    • 2012.07.08 Sunday
    • 23:13
    6月の図書館貸し出し記録書くの忘れてた・・・。
    もっと借りた気もするけど、思い出せるのはこれだけ(汗)

    やっぱり、昨年よりはかなりペース遅いな。
    会社行く日は、どうしても読む時間ないもんね。
    でも、ちょっと体調はよくなってきたから、
    今年の後半はもりもり読む。

    *図書カード6年1組ぺんぺん*

    「ニコニコ時給800円」海猫沢めろん
    「ゴーストハント1 旧校舎怪談」小野不由美
    「ゴーストハント2 人形の檻」小野不由美
    「ゴーストハント3 乙女ノ祈リ」小野不由美
    「ゴーストハント4 死霊遊戯」小野不由美
    「ゴーストハント6 海からくるもの」小野不由美
    「嘆きのサイレン」茅田砂胡(再読)
    「先ちゃんの囲碁放浪記 桂馬の両アタリ」先崎学
    「八月からの手紙」堂場瞬一
    「聖夜の贈り物」百田尚樹
    「赤絵そうめん」山本兼一
    「寿フォーエバー」山本幸久
    「パパは今日、運動会」山本幸久


    りょうちゃん(おかん)
    ここ、要チェックや。

    『弾正の鷹』『火天の城』『雷神の筒』
    『利休にたずねよ』『命もいらず 名もいらず』

    など、「匠」と呼ぶべき各界の名人、名工を主人公にした、
    硬派な時代小説がかっこいい山本兼一さんだが、
    もうちょい読みやすい、はんなり系時代小説もあるのだ。


    『赤絵そうめん』山本兼一(文藝春秋)

    時は幕末。
    将軍上洛の知らせが駆け抜ける京都。
    京で屈指の茶道具屋・からふね屋の愛娘・ゆずは、
    茶の湯東の家元の若宗匠との縁談を蹴って、
    奉公人の真之介と駆け落ち。
    夫婦となった二人は、
    三条木屋町に「とびきり屋」というささやかな道具屋を構えた。
    丁稚たちを仕込み、
    わけありの道具を見立て、
    癖のある人々を目利きしながら、
    二人は商いを通じて、少しずつ成長してゆく。
    血気盛んな新撰組坂本龍馬らとも渡り合い、
    「見立て」と「度胸」と「夫婦愛」で、
    動乱の世を渡っていく、庶民の力強さを生き生きと描いた、
    連作短編。

    『千両花嫁』
    『ええもんひとつ』

    に続く、
    『とびきり屋見立て帖』シリーズ
    の三作目。


    おもしろかったー。
    でも、この面白さが自分だけのものであることが、
    もっともっとうれしいな。

    もちろん、『とびきり屋』シリーズは、
    痛快でほんわかした人情系時代小説で、
    こういうタイプの小説が好きな人には、
    ない胸を張っておすすめできる作品だけど、
    読んでるとき、
    「いま、この瞬間、世界でこの物語を一番楽しんでるのはオレだ!」
    という実感があった。

    というのは、
    最近、漫画『へうげもの』がお気に入りで、
    この作品で、初めて、茶道具の何たるかが、
    ちょびっとだけわかったんだよ。
    少し前まで、茶入や茶杓の形状さえ知らなかったし、
    茶碗の名前や焼き物の種類を耳にしても、
    全然、ヴィジュアルがイメージできなかったのに、
    古田織部と一緒に、
    茶の湯と名物(茶道具の逸品)の世界で、物欲にまみれてるうちに、
    おぼろげではあるけど、
    道具のかたちが頭の中に浮かぶようになってた。
    物語の世界に上手に入れたのが、すごくうれしかったのだ。

    知識がなければ、本が読めない、ってことはない。
    作者の力量に引っ張られて、
    全くの予備知識なしでも楽しめる作品はある。

    でも、自分の中で、
    バラバラだった知識が、
    本を読むことで繋がり、
    さらに別の本で広がる

    その感じを確かめたときの満足感って、サイコー。

    これが、本を読むことの本当の醍醐味かもしれない。

    最近、特に意識して選んだわけじゃないのに、
    偶然に、いろんなことが頭の中で繋がる瞬間があって、
    頭の中の点と点の距離が少し縮まってる、
    というか、点の密度が濃くなってる、
    って思うときがある。

    歳を重ねるのも、そんなに悪くないじゃん(笑)

    ただ、問題は、これから先はきっと、
    その記憶が脳細胞の死滅と共に、消えていってしまうこと。
    この頃、結構、物忘れ、激しいしな(汗)

    どうにかこうにか、消えていくものより、
    ほんの少しでも多くなるように、
    新しいものを注ぎ続けて、
    ずっと、増量中でいたい、
    それが今のところの最大の目標かも。

    ◆2012年図書館本・・・現在121冊◆

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