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    店の本はオレの本(読書記録2012)<哲也〜雀聖と呼ばれた男〜>

    • 2012.10.19 Friday
    • 23:44
    もうひとつの大物も紹介しとこうね。

    はああああ。
    苦節6年・・・!

    くらいになるのかな?

    41巻という冊数のうえに、
    新書判は、もう絶版または版元品切れの状態で、
    あと、数冊というというとこまでは、すぐだったけど、
    その後、長い長い足踏みが続いて、
    やっとのことで店に出せた。

    だいたい、コミックスというのは、
    1巻が一番発行部数が多くて、
    最終巻へ向かうほど、部数は減っていくものだ。
    これは、どんな人気作でもそう。

    結局、増刷がかかるのを見越して、
    初版部数が増えていくのは、『ONE PIECE』くらいのもんだ。

    途中で読むのやめちゃう人が必ずいるから、
    版元さんもそれを計算してる。

    古本の市場でも、
    長い漫画の前半は何冊もダブリ在庫があるけど、
    最終巻のあたりは、なかなか見つからないもの。
    絶版のは特に、終わりの方だけ、
    Amazanなんかで、高値になってることあるよね。

    このまま、何年、待機が続くんだろう、
    残りだけ、バカ高い値段で他店で買うしかないのか、
    ああ、また仕入原価上がっちゃう、儲け全然出ねー、と思ってたけど、
    どうにかこうにか、揃った。よかった。

    それが・・・


    『哲也―雀聖と呼ばれた男―<全41巻>』
    原案・さいふうめい/作画・星野泰視
    (講談社少年マガジンコミックス)


    では、あらすじ BY ぺんぺん。

    麻雀界において「雀聖」と言わしめ、
    『麻雀放浪記』などの麻雀小説で70年代の若者を魅了した
    無頼の作家・阿佐田哲也(本名・色川武大

    昭和19年、哲也15歳。
    第二次大戦の真っ只中、当時の若い学生は軍需工場へ勤労動員させられていた。
    そこで哲也は初めて麻雀を覚える。

    工場で教官に反抗して無期停学となり、
    何をやって生きていけばいいのかわからないまま終戦を迎えた哲也。

    戦後のドサクサに紛れて就職した運送会社で、
    先輩に無理矢理オイチョカブの賭場に誘われ、
    初めての給料をすべて巻き上げられそうになったとき、
    彼の中で後の「雀聖」に繋がる何かが目覚めた。

    連戦連勝を続ける彼の前に現れた新入社員・印南は、
    初めて目にする本物の「博奕打ち」だった。
    印南は、今一番稼げる博奕は麻雀、
    稼げる場所は横須賀米軍基地だと言う。
    米軍で賭博が禁止されるまで横須賀での死闘をかいくぐり、
    新宿を根城に、
    凄腕の玄人(バイニン)房州から教えを受けた哲也は、
    やがて
    「新宿一の玄人<坊や哲>
    と呼ばれるようになる。

    より強い相手を求めて全国をさすらう坊や哲の数々の伝説の始まりであった。

    新宿の人々との交流、
    全国の個性あふれる玄人との出会い、
    突如、彼を襲う
    ナルコレプシー(過眠症、居眠り病とも呼ばれる睡眠障害)」
    という奇病。
    そしてノガミ(上野)の健ことドサ健との死闘。

    「麻雀放浪記」「雀鬼五十番勝負」「牌の魔術師」「ギャンブル党狼派」
    などの自伝的麻雀小説を再構成し、
    勝負師・阿佐田哲也の人生を描く。


    阿佐田哲也(色川武大)さんの小説は、
    学生時代から、もう、たまらんくらい好きだった。
    今でも、時々読み返している。
    「無頼」という言葉の似合う最後の作家かもしれない。

    少年誌ではめずらしい麻雀漫画が人気作となったのは、
    (実際には、日本では少年誌を読んでるの読者の大半がオトナだとしても)
    阿佐田哲也という人間の魅力、波乱に満ちた生き様、
    鋭い観察眼から生まれる人生哲学


    いまなお人々を惹きつけるからだろう。

    ◆2012年コミックス(店の本)・・・累計181冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2012)<王家の紋章>

    • 2012.10.15 Monday
    • 23:31
    久しく、カウントしてなかった店本のカテ。

    9月は、図書館の貸し出し本が、極端に少なくて、
    自分でも、
    どうしたんだ、オレ!?
    と思ったが、
    よく考えたら、読んでないわけじゃなく、
    出品チェック用の読書が大量にあったため、
    「目が、目がああああっ!!」
    ムスカ状態になったのを思い出した。

    家族に病人が出たりして、
    ほとんど仕入に行けなかった割には、
    9月は、やたらと引きが良く、
    長い間(数年単位で)セット待機中だったコミックスの欠本が入手できたりして
    出品のための、最終チェック読みが、大量発生。

    店用に、あるいはまずは自分の読書用に買ってきた本は、
    その場で一読するわけだけど、
    セット物は必ず、もう一回読む。

    商品情報のあらすじを書くためでもあるし、
    商品の状態を記述したり、
    どうしても、出したくないような瑕疵(破れとか書き込みとか)が
    ないかどうか、確認するためだ。
    ここで、「要差し替え」決定が出ると再び倉庫行き・・・。

    人間だから、やっぱり間違いあるし、
    一度、さらっと読んだりチェックしただけでは、
    見落としてることもあるから。

    今回は、オールクリアで、
    かねてより懸案の大物が出せたよ―。

    オレ的に、大物とは、概ね、
    単行本で5冊以上、
    文庫・新書で10冊以上、
    コミックスなら約30冊以上、

    のセット物のこと。

    ま、『釣りキチ三平』で言えば、
    沼のヌシ
    みたいなもん(笑)

    集めるのに苦労しただけに、
    出品するときは、なかなかに感慨深い。

    今回は、これを紹介しておこうね。


    『王家の紋章(1〜57巻)以下続刊』
    細川智恵子(あんど芙〜みん)
    (秋田書店プリンセスコミックス)


    ざっくり、あらすじ。

    キャロルは、エジプトのカイロ学園高等部に留学し、
    考古学を専攻するアメリカ人の少女。
    父と兄が経営する大財閥リード・コンツェルンが出資している発掘調査団が
    「王家の谷」で三千年前の未盗掘の王の墓を発見。
    ところが、その直後、王のミイラが何者かに盗まれてしまう。
    王家の墓を暴くものを呪い、
    時を超えて現代に甦った王の姉・女王アイシスは、
    キャロルの父リード氏をコブラの毒で殺害し、
    跡を継いだ兄のライアンを苦しめるため、
    キャロルをはるか三千年の昔、古代エジプト王朝に引きずり込んでしまった。

    キャロルが目覚めたのは、
    折しもミイラとして発見された若きファラオ(王)メンフィス
    即位で賑わうエジプト、テーペの都。
    輝く金髪、ナイルよりも青い瞳、透き通るような白い肌を持ち、
    21世紀の人間としての知識、考古学の知識で人々を助けたキャロルは、
    尊い予言を語る「ナイルの娘」「黄金の姫」と謳われ、崇めら、
    やがてメンフィスと愛し合うようになる。
    メンフィスはキャロルを妃にしようとするが、
    幼い頃からメンフィスを愛し、結婚を望んでいたアイシスは
    (古代エジプトでは姉弟婚OK)
    憎しみのあまりキャロルの殺害を企む。

    また、未来を予見し、素晴らしい英知を持つ神の娘、
    愛らしく可憐な容姿のキャロルを我が手に入れようと
    ヒッタイト、アッシリア、バビロニア、ミノアの王族たちが策略をめぐらせ、
    次々と戦乱が巻き起こる。

    古代エジプトを舞台に壮大なスケールで描く超ロングセラー、
    ミステリー・ロマン。


    な、なんと、1巻の発売から、35年!?
    未だに先の展開が見えない、恐ろしい漫画である(笑)

    キャロルよ、何回、他国に掠われたら気が済むのだ!?
    しかも、たまに時間まで超えて、
    21世紀に里帰りしてるしな(笑)

    でも、ここまできたら、
    完結まで読みたいものだ。
    未完で作者が亡くなったら、
    読者の方が成仏できない漫画として、
    少女漫画では、『ガラスの仮面』と双璧をなす作品。

    よかったら、既刊全巻、ぼがーんと大人買い、プリーズ(笑)

    そういえば、このカテ、4月から8月まで、抜けてる・・・。
    出品の記録は、一応、下書きにつけてあるから、
    かなり抜けはあるとは思うけど、
    ぼちぼち、年末までに補完していく予定。

    ◆2012年コミックス(店の本)・・・累計140冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2012)<3月の新着>

    • 2012.04.13 Friday
    • 23:07
    読書記録兼店の新着本の紹介である
    「店の本はオレの本」カテ。
    3月の新着商品をまとめてなかったから、
    遅ればせながら紹介しておこうか。

    *古本ぺんぎん堂3月の新着本*

    「ファンタジーの殿堂 伝説は永遠に<2>」ロバート・シルヴァーバーグ編/幹遥子・他訳(ハヤカワ文庫SF)
    「未知の地平線」ロバート・A・ハインライン/斎藤伯好・訳(ハヤカワ文庫SF)
    「ソウルイーターを追え」マイク・レズニック/黒丸尚・訳(新潮文庫)
    「奪われた惑星<バトルフィールド・アース1>」 (ロン・ハバード/入江英江・訳(サンリオSF文庫)
    「宇宙戦艦キャプチュア<バトルフィールド・アース5> 」ロン・ハバード/入江英江・訳(サンリオSF文庫)
    「伝道の書に捧げる薔薇」ロジャー・ゼラズニイ/浅倉久志・峯岸久 訳(ハヤカワ文庫SF )
    「スターマン・ジョーンズ」ロバート・A・ハインライン/矢野徹・訳(ハヤカワ文庫SF)
    「太陽系辺境空域」ラリイ・ニーヴン/小隅黎・訳(ハヤカワ文庫SF)
    「宇宙の孤児」ロバート・A・ハインライン/矢野徹・訳(ハヤカワ文庫SF)
    「ごたごた気流」星新一(講談社文庫)
    「鏡の国のアリス<広瀬正・小説全集・4>」広瀬正(集英社文庫)
    「聖の青春」大崎善生(講談社文庫)*再入荷
    「宇宙に夢中」大林辰蔵(福武文庫)
    「喜嶋先生の静かな世界」森博嗣(講談社)
    「金魚屋古書店<1〜13巻(以下続刊)>(芳崎せいむ)
    「月館の殺人(新装版)<上下>」漫画・佐々木倫子/原作・綾辻行人(小学館ビッグコミックス)
    「らーめん才遊記<1〜6巻(以下続刊)>」久部緑郎・河合単(小学館スペリオール・ビッグコミックス)
    「華中華(ハナチャイナ)<1〜16巻(以下続刊)>」原作・西ゆうじ/作画・ひきの真二(小学館ビッグコミックス)
    「花よりも花の如く<1〜10巻(以下続刊)>」成田美名子(白泉社花とゆめコミックス)
    「キャンディ・キャンディ<4>」いがらしゆみこ/原作:水木杏子(講談社KCなかよし)
    「キャンディ・キャンディ<6>」いがらしゆみこ/原作:水木杏子(講談社KCなかよし)
    「藤子不二雄Aブラックユーモア短篇集 <1>」藤子不二雄A(中公コミック文庫)


    在庫が減ってしまっていたSF文庫本をちょっと補充。
    既刊全巻セットの最新刊も追加出品しやしたー。

    今回のピックアップはコレ!


    「キャンディ・キャンディ」いがらしゆみこ/原作:水木杏子
    (講談社KCなかよし)


    2冊だけだけど、久しぶりに再入荷。
    (現在、他の在庫は、中公コミック文庫の6巻のみ)
    出せば売れるのはわかっていても、
    滅多に見つからないのが、この作品。
    (講談社KCなかよし)

    講談社KCなかよし版が全9巻。
    中公コミック文庫版は全6巻。

    と、それほどコンプするのが難しい数ではないのに、
    古本ぺんぎん堂でも、いまだに全巻セットは出品したことがない、
    正真正銘のレアものだ。

    オレ世代(いわゆるアラフォーっつーやつ)には、
    とにかく懐かしく思い出深い少女漫画だよー。

    読み返したいという人が数多くいるのに、
    絶版のまま、復刻されない、
    アニメの再放送もされない、

    のは、
    原作者の水木杏子さんと、漫画家のいがらしゆみこさんが、
    著作権をめぐるトラブルで決裂したためらしい。

    そのため、どれも品薄で高値で取引をされていて、
    レア本の引きだけはすごくいいはずのオレでも、
    滅多に見つけられないシロモノ。

    本当に、おもしろいから、是非、たくさんの人に読んで欲しいんだけど。

    NETでググったら、
    いろんな人が「キャンディ・キャンディ」に関する検定を作っていて、
    試しに受験してみたら、
    ぺんさんは、複数の検定で、正答率9割以上であった。
    別にマニアなわけじゃなくて、
    小さい頃に読んだ印象が忘れられない漫画なんだ。

    よし。
    じゃあぺんぎん版キャンディ・キャンディ プチ検定
    作ってみよっか?
    (難易度:中級ややムズ?)

    問1:アンソニーがキャンディのために品種改良した新種のバラの名前は?
    問2:聖ポール学園を退学になり、アメリカに戻ったキャンディが通うことになった看護学校の名前は?
    問3:アーチーの本名(フルネーム)は?
    問4:パティが聖ポール学園の寄宿舎で内緒で飼っていたカメの名前は?
    問5:テリィが所属していたブロードウェイの新進劇団は?


    わかるかな?(笑)

    どうしても、答えが気になって眠れない、
    という人は、コメントをくだされば、
    解答をお返事するぞ(笑)

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計83冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計47冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<3月19日>

    • 2012.03.19 Monday
    • 23:08
    今日は、店に出品した本兼読書記録のカテ。

    1月に読んだ本だけど、
    思い入れ強すぎて、なかなか書評としてまとまらなかったの。
    3ターン目読み終わって、
    やっと、頭の中にちょっとおぼろげなかたちが浮かんできたんで、
    仕上げちゃおうかと思う。


    『舟を編む』三浦しをん(光文社)

    まずは、あらすじから。

    大手出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめみつや)は、
    営業部で、その不器用さとトンチンカンな言動から、
    変人として持て余されていた。
    だが、会社が「適材適所」をはずしてしまっていただけであることを
    見抜く者が現れる。
    大家のタケおばあさんが営む古い下宿・早雲荘の1階をすべて本で埋め尽くし、
    ついには大家を2階に追いやってしまうほどの本好きであり、
    言葉に興味を持って、言語学を学び大学院にまでいった馬締は、
    人とは違う視点で言葉を捉える素晴らしい資質を持っていた。

    ・・・そう。辞書編集者としての資質を。

    定年間近のベテラン編集者・荒木
    日本語研究に人生を捧げてきた老学者・松本先生が、
    企画した新しい辞書『大渡海』を編む仲間として、
    辞書編集部に迎えられた馬締は、
    フットワークの軽さが自慢のチャラ男・西岡や、
    飛び抜けた実務能力を持つ派遣社員・佐々木さん
    途中で加わった若手女性社員・岸辺
    辞書用紙の開発にたずさわる製紙会社の宮本らと共に、
    辞書の世界に没頭していく。

    『大渡海』完成までの十数年の日々を、
    あたたかく優しく描いた物語。


    滅茶苦茶、ツボだった!
    オレは辞書が大好きなんである。

    みんな、
    「辞書なんて、どれでも大して差なんてないでしょ?」
    と思ってないかー?!

    実は、そんなことは全くない。
    辞書にもちゃんと個性があるのである。

    以前、『新解さんの謎』で紹介したように、
    新明解国語辞典の表現のユニークさは群を抜いているが、
    他の辞書だって、それぞれに、的確に言葉の意味を伝えようと、
    必死に編まれているのだ。
    そして、新しい辞書が出ても、その辞書は何度も何度も改訂され、
    より正しく言葉の意味を伝えるために研ぎ澄まされていく。
    そんな作業を飽かずたゆまず続けていく人々の物語は、
    涙なくして読めんっ。

    でも、思い返してみると、
    辞書の重要性に気付いたのは、文章を書くようになってからかな、とも思う。
    毎日、バカみたいにたくさんの本を読んでいると、
    本を読むだけなら、辞書は要らないことが多い。
    本の中に、その言葉がどういう意味か示唆する解説があったりするし、
    前後の言葉からある程度の類推ができるし、
    何度も同じ文脈で同じ言葉が出てくれば、
    「これはこういう意味なんだな」ってわかるもんね。

    だけど、自分が書く文章の中で、
    できる限り、正確に思いを伝えようとすると、
    より意味の近い言葉を必死で探すし、
    なめらかで美しい文章を書こうとすれば、
    同じ言葉が重複するのを避けたいから、
    同じ意味で別の言葉はないかな?
    と一生懸命辞書を引くようになる。

    そして、より多くの言葉に出会うために、
    複数の辞書を引き比べはじめると、
    じわじわと、辞書編纂に携わる人々の情熱に気づく日がくるのだ。

    この物語で編まれることになる辞書の
    『大渡海』という名前に込められた意味が、
    ぐっとくる。

    「辞書は、言葉の海を渡る舟だ。
    ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。
    もっともふさわしい言葉で、正確に、思いを誰かに届けるために。
    ・・・(中略)・・・
    海を渡るにふさわしい舟を編む(=辞書を編集する)」


    これがタイトルの『舟を編む』の由来なのだ。

    ・・・とここまで書いて、
    ちょっと「辞書愛」強調し過ぎたかな、と懸念が。

    もちろん、三浦しをんの作品だからして、
    漂うユーモアや胸がきゅんとするような恋愛要素も盛り込まれてて、
    「辞書」にそれほど思い入れのない人でも、
    ちゃんと楽しめる作品になってるよー。安心してね。

    最後に、本好きの人にだめ押し的な小ネタ。
    (ちょっとネタバレ気味?)

    様々な紆余曲折を経て、完成に近づいた『大渡海』
    その装幀案が描かれるシーンで、思わず、うるうる。
    ・・・実は、再々読のときまで気付かなかったんだけど(笑)

    「『大渡海』の箱も、本体の表紙とカバーも、
    夜の海のような濃い藍色だ。帯は月光のごとき淡いクリーム色。
    表紙をめくると現れる見返しの紙も、同じクリーム色だった。
    本体の天地につけられる、飾りとなる花布は、
    夜空に輝く月そのものの銀色をしている。
    『大渡海』という文字も銀色で・・・(略)
    よく見ると、本体カバーの下方には、細い銀の線で波のうねりが(略)
    背の部分には、古代の帆船のような形状の舟が描かれ(略)
    本体の表紙と背表紙には、
    三日月と舟のマークがそれぞれ控えめに刻印されている」


    はい。読んだ人はわかるね???
    つまり、この単行本の装幀は、(辞書でないから箱まではついてないけど)
    作中の『大渡海』の装幀に限りなく近いものにしてあるのだよ!

    はああああ。
    なんて素敵なんだろう。

    やっと、店にも出せたので、
    新刊で買おうか迷っていた人は是非。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計33冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2012)<悪への招待状>

    • 2012.03.09 Friday
    • 23:24
    店に出品した本の紹介兼読書記録である、このカテ。

    だいたい月に1、2度の更新になる予定だけど、
    1月から、かなりいい本に当たってるので、
    特にお気に入りのものは、
    1冊ずつ紹介していきたいと思ってる。

    今回は、


    『悪への招待状 ―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ 』
    小林恭二(集英社新書)


    早くも今年のマイベスト10入り確定か?!
    というくらいハマった。

    新書だよ?!
    学術系だよ?!


    自分でもちょっとびっくり。

    あたしは、乱読だから、
    純文学、SF、ファンタジー、ミステリ、青春小説、
    絵本、児童文学、エッセイ、ラノベ、学術本、ビジネス書、
    ノンフィクション、歴史時代小説、写真集、画集、漫画・・・などなど、
    ジャンルにはこだわらず何でも読むけど、
    「物語の力」に魅力を感じるため、
    上位にはやっぱり「小説」がくることが多いんだ。
    心がふるえるのは快感だもんね。

    でも、たまに、知的好奇心が満たされることで、
    が喜んでるっ!!」
    って感じる本があって、
    それは感情の揺れに匹敵するぐらいの快楽、
    すげー脳内グルーヴなのよー。

    1999年刊行だから、実は結構古い本。

    小林恭二は大好きな作家さんで、
    学生時代に『電話男』に、ぞくぞくするほど惹かれ、
    以来、小説はほとんど読んできたけど、
    評論の中には、未読のものもあって、
    これもそうして取り残されていた1冊であった。

    1月に、店のお客様であるJINさんに、
    何冊か本をお譲りいただいて、
    この中にあった、この本を読んでみたら、どんぴしゃ。

    「出会うべき本に出会うべき時に出会った」
    そんな気がした。

    多分、10年前だったら、
    こんなに面白いとは感じられなかったと思う。
    今もバカだけど、さらにバカだったもん(笑)

    若いときには、やっぱり、
    「時代の空気」を感じるような本に惹かれがちだし、
    とんがってたし、
    最先端を追いかけることの方に夢中で、
    「過去」を振り返る余裕なんかなかった。
    「歴史」よりも「未来」の方がずっとずっと素敵に見えていた。

    ここ十年くらいのあいだに、いつのまにか、
    あんなに苦手だった、歴史小説や時代小説を、
    何の苦もなく普通に読めるようになり、
    「和」の魅力にも自然に親しめるようになってきたのだ。

    「歌舞伎」の知識も素養も全くないけれど、
    ちょうど、運良く楽しい時代小説(特に江戸もの)に
    いっぱい当たったり、
    歌舞伎役者が主人公の漫画『ぴんとこな』
    読んだばかりだったから、
    (この本の作中にも『三人吉三』が出てくるのだ)
    ものすごく簡単に、小林恭二の見せてくれる「江戸」の世界に入っていけた。

    乾いた砂に染み込む水のように、
    書かれてる内容がしっくり脳に吸収されていくのがわかる。
    なんて気持ちがいいんだろう。

    設定は、退廃の色濃い江戸・幕末へ、
    作者がガイドとなって、現代の若者二人と時間旅行に出かけるというもの。
    江戸の粋な衣装に身を固め、
    出かける先は芝居小屋。
    河竹黙阿弥の傑作『三人吉三』の物語を
    実際に観ているように読み説きながら、
    その背景となる幕末の世相や風俗を詳細に解説していく。

    こってりと濃厚な「運命悲劇」の世界を臨場感たっぷり体験しつつ、
    江戸の空気に包まれていく、例えようもない幸福感。

    「自分なりの江戸像を作ってみたかった」
    という著者が、自分に課したルールは、
    「少なくとも自分がわからないことはすべて調べよう」
    と、いたってシンプル。
    でも、ここまでそれに徹した本はなかなかない。

    レベルの差こそあれ、誰にでも知的好奇心や「知る」ことへの欲求はある。
    「わかる」ことは楽しいし、「わからないこと」は不快。
    人は自分の「理解の外」にあることには、興味を持てない。

    多くの学術書は、
    「わからない人にわかるように書く」
    ことをあまりにも軽視してないかな。
    「難解なことがかっこいい」
    という変な優越感に毒されてないかな。

    ほんとは、
    「わかりにくいことをわかりやすく書ける」
    のが、
    優れた研究者ではなかろうかにゃ?

    評論や学術的な文章を読んでて、
    興ざめなのが何と言っても、
    「注釈」っつーやつ。
    必要性はわからなくもないけど、
    章末や巻末にわざわざ集めて、
    いちいち参照しろ、というのは、あまりにも不親切じゃね?

    あたしは、変なとこで、文章の流れを切られるの大嫌い。
    「小説」と「論文」は違うのは仕方ないけど、
    面白く流れに乗って読むためには、
    そんなものない方がいい。

    この本には、そのような無粋なものはひとつもないのだ。
    必要な解説はすべて、本文に、巧妙に過不足なく、
    すべりこませてある。

    研究者並みに学識を持った作家さんが、
    小説作法に則って、評論を書いたら、
    こんなに面白くなるのか。
    これはむしろ、『三人吉三』という物語と、
    江戸幕末の風俗と歴史と、
    河竹黙阿弥という稀代の劇作家の人生を内包した、
    メタフィクションなのか。

    小林恭二に改めて惚れ直すオレ。

    ところで、すごく好きだと思える本に出会うときには、
    不思議なシンクロニシティが作用することもあるな。

    この本を読んだのは、
    ちょうどあたしの誕生日のあたり。
    そ、2月3日ね。
    そして、作中で紹介される『三人吉三』の作者、
    河竹黙阿弥の誕生日も、2月3日だと書かれていた。
    あらまー、誕生日仲間じゃないの!(笑)

    JINさん。
    素敵な本をありがとう。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計32冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2012)<2月分>

    • 2012.03.02 Friday
    • 23:49
    今月出品した本兼読書記録である
    「店の本はオレの本」カテ。
    2月分をまとめとこうにゃ。

    *古本ぺんぎん堂 2月の新着*

    「真心ブラザーズP.D.C.ノート」真心ブラザーズ
    「わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい」鴨居羊子
    「一九三四年冬―乱歩」久世光彦
    「マイケル・K」J・M・クッツェー/くぼたのぞみ・訳
    「ナンセンスの絵本」E・リア/柳瀬尚紀・訳
    「夢の仕掛け 私のファンタジーめぐり」井辻朱美
    「諸葛孔明―泣いて馬謖を斬る<中国の英傑5>」林田慎之助
    「はたらきたい ほぼ日の就職論」ほぼ日刊イトイ新聞
    「おにぎりの丸かじり」東海林さだお
    「競馬放浪記」寺山修司
    「競馬場で逢おう」寺山修司
    「真剣師 小池重明」団鬼六(再入荷)
    「マンガで読む「涙」の構造」米沢 嘉博
    「若おかみは小学生!PART3<花の湯温泉ストーリー>」令丈ヒロ子
    「若おかみは小学生!PART5<花の湯温泉ストーリー>」令丈ヒロ子
    「ユリイカ(詩と批評)総特集:杉浦日向子(2008年10月臨時増刊号)」
    「夜想 30 枕絵」
    「Prints21 (プリンツ21)通巻54号<2000春>みうらじゅん ひとり大宴会」
    「作家の猫」コロナ・ブックス編集部・編
    「作家の猫 2」コロナ・ブックス編集部・編
    「BRUTUS (ブルータス) 2008年 7/1号 緊急特集 井上雄彦」
    「BRUTUS (ブルータス) 2006年 6/15号 全730冊本特集!本ラブ。」
    「玄奘西域記<全2巻>」諏訪緑
    「百日紅<上下>」杉浦日向子
    「一葉裏日誌」上村一夫
    「黒執事<1〜13巻(以下続刊)」枢やな
    「ミスター味っ子?<全13巻>」寺沢大介
    「猫mix幻奇譚とらじ<1〜5巻(以下続刊)>」田村由美
    「虎と狼<全6巻>」神尾葉子


    JINさんにお譲りいただいた本も含めて、
    そこそこ出品できたけど、
    まだまだ
    「時間が足りないっ!」
    って、
    自分の体力のなさに、はがゆい日々である。

    店には出てないけど、
    もうすぐ揃うセット物などは、
    揃い次第登録できるように、書評を書きためたりもしてるから、
    潜在的な在庫はちゃんと増えてるけど、
    会社員との両立は、なかなか難しくて。

    毎日のように、夢の中でも仕事をしていて、
    「ああ、これがリアルだったら、あと5冊分出せたのに」
    って朝起きると思うんだ。

    倉庫だけでも、出品待ちの本が200冊くらいはあるし、
    実家にも梱包済みの蔵書が100はあるからなあ・・・。
    セット待機の本を含めたら、軽く千とか二千とか(笑)
    永遠に未完成の古本ぺんぎん堂?!

    ま。それはおいといて、2月に出した本の中から、
    何か1冊、紹介しておこうか。

    ちょうど、卒業、就職のシーズンだから、これかなー。


    『はたらきたい ほぼ日の就職論』
    ほぼ日刊イトイ新聞(東京糸井重里事務所)


    「あなたは、何を大切にしてきましたか?」
    じぶんが大切にしていること。
    大切にしてきたこと。
    大切にしていきたいこと

    これを考えることが、「はたらくこと」を考えることなのかもしれない。
    「はたらくこと」って、どういうことなのか。
    それについての自分なりの答えは
    「大切にしてきたもの」を考えることで、見えてくるのではないだろうか。
    そんな切り口で、編まれた本。

    「就職」の本といえば、
    どんな会社に入るか、
    どうやって、会社に入るか、どうやって就職(転職)するか、
    というマニュアル本ばかり。
    でも、ほんとに大切なことってそんなことかな?

    2007年4月から3ヶ月にわたって
    「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載された
    『「ほぼ日」の就職論』は、
    糸井さんの書いた
    「面接試験の傾向と対策のつまらなさ」
    というコラムに就職活動中の学生だけでなく、
    多くの社会人からもたくさんの熱のこもった意見が届いたことから始まった。

    人材採用のプロフェッショナルである
    元リクルート社、現KINUNAパートナーズ社長の河野晴樹
    キャリア論の研究者である神戸大学教授の金井壽宏
    といった「いかにも」な人だけでなく、
    組織に就職しなかったフリーの人たち、
    漫画家・しりあがり寿天久聖一
    お笑い芸人・板尾創路
    ミュージシャンでは、ピエール瀧、浜野謙太
    さらには、なんと矢沢永吉まで登場。

    それぞれの立場から、それぞれの言葉で語られる、
    本音のところでの
    「はたらく論」「仕事論」
    は本当におもしろい。
    えーちゃんの偉大さを改めて思い知る。

    書籍化にさいして、
    10年以上になる「ほぼ日」のアーカイブから、
    「仕事」に関わりのありそうな100の言葉を抜き出して掲載。
    これまた、
    岡本太郎、藤田元司、三谷幸喜、(任天堂社長)岩田聡、
    谷川俊太郎、本木雅弘、吉本隆明、小林薫、赤瀬川原平、
    奈良美智、岩井俊二、京極夏彦、

    などなど、
    各界でいろんな仕事の結果をきっちり残してきたみなさまが登場。

    あいだに挟まるコラム
    「みうらじゅんに訊け! 就職篇」
    の脱力っぷりも見事だ。

    これから就職する人だけでなく、
    すべてのはたらく人々が
    「はたらくことの意味」
    を見失いかけたとき、読んでほしいな、って思う。

    「古本屋」という仕事を天職と思い定めながらも、
    それだけでは喰っていけなくて、
    副業での放浪を続ける自分自身を見つめ直すことにもなった。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計55冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計31冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2012)<1月30日>

    • 2012.01.30 Monday
    • 23:02
    今日は、今月出品した本兼読書記録で。

    *古本ぺんぎん堂 1月の新着*

    「サンプルキティ(3)<文庫版>」明智抄
    「カプリの真珠(全2巻)」上原きみ子
    「ごきげん・チャーミィ<全2巻>」上原きみ子「名人 志ん生、そして志ん朝」小林信彦
    「上原きみ子自選集<3>スペインの花嫁」上原きみ子
    「ちはやふる<1〜15巻(以下続刊)」末次由紀
    「たかされ」本宮ひろ志/江川卓
    「食に幸あり」小泉武夫
    「アホの壁」筒井康隆
    「水木さんの幸福論」水木しげる
    「ポケットジョーク19 お金」植松黎・編
    「悪女(わる)<全19巻>」深見じゅん
    「パンやのくまちゃん」作・森山京/絵・広瀬弦
    「おばけのてんぷら」作・絵 せなけいこ
    「鯛ヤキの丸かじり」東海林さだお
    「ワニの丸かじり」東海林さだお
    「ホットドッグの丸かじり」東海林さだお


    これ以外にも、
    Amazonに出品して本を店に移して、
    いらないものは処分するという作業も進めてるから、
    ゲーム関連本など増量したよー。

    今日のピックアップは、
    東海林さだお「丸かじり」シリーズ

    前にも紹介したけど、
    あたしはほんとにこのシリーズが大好きで、
    店での全巻コンプを目指して、こつこつ買い足している。
    時々、バラで買って下さる方もいらっしゃるので、
    増えたり減ったり一進一退だけど、
    だいぶ、まとまってきたぞよ。

    1月は3冊出品。
    店に出す前に、自分でも楽しく読んでいるけど、
    なかでも、楽しかったのが、


    『ホットドッグの丸かじり』東海林さだお(文春文庫)

    食べ歩きが趣味のひとつでもあり、
    本の紹介と同じくらい食べものネタ、気合い入ってるよな、
    と言われるこのブログ(笑)

    だけど、あたしは、いわゆる「グルメ」とかじゃないのよ。

    ただ、人よりも、食いしん坊で、
    一回一回の食事にかける情熱が、
    あり余ってるだけー。

    もちろん、お腹がいっぱいになって、
    栄養が足りてればそれでいいんだけれど、
    毎日することなんだから、
    その食事が、楽しくて美味しい方が、
    生活が豊かになるじゃない?

    だから、できれば、小さな幸せを積み上げて、
    ささやかにでも満足して生きていきたい、って思う。

    何を食べても一度の食事だし、
    中には「安い」ことに重点を置く人も、
    「満腹度」に重点を置く人も、
    「他にしなきゃいけないこといっぱいあるんだから、
    食事になんて時間かけてらんない。
    早いが一番」

    って人も、いてもいい。

    でも、あたしは、
    同じ予算でより美味しいものを食べられる店を見つけたらうれしいし、
    いろいろ工夫して、お店で出てくるようなものを自分で作るのも楽しいし、
    「XXが食べたい」
    っていう気持ちが明日への活力になるし、
    美味しいものを食べた満足感で、身体が充たされることで、
    気分がほんのちょっと明るくなる瞬間が大好き。
    家族や仲良しの友だちと
    「美味しいね」
    って、にっこりする時間を共有するのが大好き。

    どんなに、つらくて凹んだときも、
    「うまっ!」
    って思うときって笑顔になる。

    それは、決して値段とは比例しない。
    量と値段と味が、
    そのときの自分の体調や気分に、
    がっちり合うのが一番。

    ショージ君の本には、身近で美味しい食べものがいっぱいで、
    読んでて、ほんとにうれしくなっちゃう。

    「好きな食べものは?」
    って訊かれて、わざわざは挙げないような、
    ほんの少し貧乏くさくて恥ずかしいモノも、
    ショージ君が紹介してくれると、
    「そうそう、あたしも、それ好きっ!!!」
    って言えるのが素敵。

    ということで、
    カミングアウトしておくが、
    あたしのかなり好きな食べもののひとつが、
    「バター醤油かけごはん」
    である。

    漫画『美味しんぼ』では、
    「恥ずかしい食べもの自慢」に登場したし、
    『深夜食堂』にも「バターライス」として
    取り上げられていたけど、
    この『ホットドッグの丸かじり』に収録の、
    「バター醤油かけごはん讃」
    は、歴史に残る名文、
    「バター醤油かけごはん」ファンの聖書だ。

    ショージ君流の「バター醤油かけごはん」は、
    あたしの食べ方と非常に似ているので、
    うれしくてたまらないぺんさん。

    「バター醤油かけごはんごときに、食べ方も何も・・・」

    と思った人。
    そこに座りなさいっ!!

    まさかご飯にバターのっけて、醤油をかけ回して、
    がしがし混ぜたりしてないだろうね!?

    いかんっ!それはいかんよっ!
    バターの香りも醤油の香りも飛んでしまう。

    ぺんの「バター醤油かけご飯作法」とは・・・?

    ご飯はあつあつ炊き立て。
    これは当然。

    バターはたっぷり
    (身体に悪いのは承知。
    1回のバター醤油かけごはんのために、
    他の食事でカロリー調整するくらいの覚悟で臨む)

    お皿ではなく、茶碗か丼で。

    茶碗に盛ったご飯の中心に穴を掘削する。
    底まで掘っちゃだめ。
    底直前寸止め。
    (茶碗の底にバターが溜まって、ご飯にしみこまなくなってしまう)

    この穴にバターを落とし込み、ご飯でフタをする。
    待つこと約1分。

    この穴の付近に、醤油をたらたら。
    一度にたくさんはかけない。
    穴を中心に、醤油ごはんを突き崩しながら、
    バターの染みたごはんと適度にミックスして食べ進む。
    このときも混ぜすぎ厳禁。
    まだ熱い底部から立ち上るバターの香りが消えてしまうし、
    冷めた脂分がまずいのは道理でしょ?

    味が均質になってしまうのを防ぐ意味もある。
    一口一口、配分の違う、
    「バターと醤油とごはんの微妙な味わいを楽しむ」
    のが王道だ。
    ああ、なんという千変万化な美味よ。

    醤油が足りないな、と思ったら、
    その都度たらたら。

    口の周りをテカテカさせて、ごちそうさま。

    「ああ、美味しかった。
    バター醤油かけごはん、サイコー」


    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計41冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計9冊◆

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