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    店の本はオレの本(読書記録2011)<12月26日>

    • 2011.12.26 Monday
    • 23:08
    先日忘れていた11月分の新着本を紹介したから、
    やっと12月分をアップできるー。

    *古本ぺんぎん堂本日の新着(12月分)*

    「一攫千金の夢」石川喬司・選/日本ペンクラブ編
    「スキップ・ビート!<1〜29(以下続刊)>」仲村佳樹
    「REAL CLOTHES リアル・クローズ<全13巻>」槇村さとる
    「おおきく振りかぶって<1〜18巻(以下続刊)」ひぐちアサ
    「八人のいとこ」オルコット/村岡花子・訳
    「霊能力者 小田霧響子の嘘<1〜6巻(以下続刊)>」甲斐谷忍
    「青春白書<全4巻>」上原きみ子
    「上原きみ子自選集<全5巻>」上原きみ子
    「美味しんぼ<1〜107巻(以下続刊)>」作・雁屋哲/画・花咲アキラ
    「ミスター味っ子?<1〜11巻(以下続刊)>」寺沢大介
    「そばもん ニッポン蕎麦行脚 <1〜7巻(以下続刊)>」山本おさむ
    「味いちもんめ[独立編]<1〜7巻(以下続刊>」倉田よしみ/原案・あべ善太/シナリオ協力・福田幸江)
    「MOON(ムーン)〜昴ソリチュードスタンディング(全9巻)>曽田正人
    「放浪息子<1〜12(以下続刊)>」志村貴子
    「ハチミツとクローバー<全10巻>」羽海野チカ
    「D.Gray−Man(ディー・グレイマン) <1〜22巻(以下続刊)>」星野桂
    「風光る<1〜31巻(以下続刊)>」渡辺多恵子
    「草祭」恒川光太郎
    「大鷲の誓い<デルフィニア戦記外伝>(新書版)」茅田砂胡
    「レディ・ガンナーと虹色の羽」茅田砂胡
    「祝もものき事務所2」茅田砂胡
    「海馬 脳は疲れない」池谷裕二・糸井重里
    「豆炭とパソコン」糸井重里
    「とらちゃん的日常」中島らも
    「とりどりのとり」佐々木マキ
    「おおきなかぶ」ロシア民話/A・トルストイ再話/内田莉莎子・訳/佐藤忠良・絵
    「おもいでエマノン」梶尾真治
    「かりそめエマノン」梶尾真治
    「スカイ・クロラ」森博嗣
    「四季 春・夏・秋冬(全4巻)」森博嗣
    「工学部・水柿助教授の日常」森博嗣
    「ZOKU」森博嗣
    「奥様はネットワーカ Wife at Network」森博嗣
    「探偵伯爵と僕 His name is Earl」森博嗣
    「そして二人だけになった Until Death Do Us Part」森博嗣
    「目薬αで殺菌します Disinfectant α for the eyes」森博嗣
    「ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η 」森博嗣
    「λに歯がない λ HAS NO TEETH 」森博嗣
    「タカイ×タカイ」森博嗣
    「キラレ×キラレ」森博嗣
    「イナイ×イナイ」森博嗣
    「森博嗣のミステリィ工作室」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<1>」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<2>1年のケーキ元旦に飽き」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<3>日のないところに書け無理絶えず」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<4>投げたらあかん!」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<4>投げたらあかん!」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<5>なんとなくクリスマス」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<6>指揮者必衰のおことわり」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<7>山伏の品格」森博嗣
    「MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)<13>ウは宇宙のウ」森博嗣
    「ポケットジョーク(2)男と女」植松黎・編


    コミックスの既刊全巻に最新刊を追加したものと、
    セット待機中だった全巻セット、
    売り切れだった人気作の再入荷、
    店で紹介したかった店主の好きな作家さんの本、
    など、今回は盛りだくさん。

    取り上げたい本がいっぱいあるから、
    時間のあるときに、いくつかこのブログで書評も書くつもり。

    今日のピックアップは、


    『MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)』森博嗣
    (メディアファクトリー/ダ・ヴィンチ ブックス)


    今回、森博嗣作品が、どかーんと出ているのは、
    友人が、
    「某BOに売るくらいなら、古本ぺんぎん堂で売って」
    と送ってくれたから。
    M谷さん、ありがとおお!

    森博嗣さんの本は、あたしも好きなんだけど、
    特に楽しかったのは、
    これまた大好きな羽海野チカさんが、
    表紙イラストを手がけた、
    この『MORI LOG ACADEMY(モリログ・アカデミィ)』

    ミステリィのみならず、絵本や鉄道模型の本など、
    多彩な創作活動で知られる森博嗣さんが、
    『WEBダ・ヴィンチ』に3年3ヵ月連載していた
    ブログ日記「MORI LOG ACADEMY」の文庫化。
    記事を小学校の学科別にカテゴリィ分けし、
    国語・算数・理科・社会・図工では、各学科に関連した雑学記事、
    HR(ホームルーム)では、
    日々の出来事や世事に関する雑感をまとめてある。

    ファンにとっては好きな作家さんの日常を知ることができる、
    うれしい本だし、
    読むこと、書くことに興味のある人にとっては
    作家の思考、発想、ネタ元を知ることのできる本。

    そして、羽海野チカさんのファンにもおすすめしたい本。
    表紙の愛らしいイラストだけでも必見だけど、
    日記の中に、森さんが羽海野さんのお宅訪問をした記事があったり、
    6巻巻末には特別対談もあり。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計685冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計223冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<10、11月分>

    • 2011.12.15 Thursday
    • 22:23
    ほわちゃああー。
    またまた、下書きたまちゃったなー。

    今回は、体調不良でも精神的ぐだぐだでもなく、
    店の仕事に鋭意励んでいたんだけどね。

    12月は、特に出品頑張ってるぞよ。
    クリスマスプレゼント需要も毎年多少はあるし、
    普段はあまりお休みがないけど、年末年始くらいは・・・
    という人にも、ゆっくり本を読んで欲しいし、
    年頭に
    「今年は本をいっぱい読むぞ!」
    という目標を立てる人もいるはずだから(笑)

    というわけで、
    まだまだ年末まで、たくさん本を出していくつもりだけど、
    ここらで、ちょっと紹介を・・・
    と思ったら、
    新着本紹介を兼ねた読書記録である、このカテ、

    またしても、10・11月分は、すっぽ抜け!?

    うわああ。
    店の新着って、トップページに表示できるの12個しかなくて、
    あたらしいの出すときに、どんどん消してくから、
    そのとき、メモ残しておかないと、
    何出したか、忘れてしまう。
    できるかぎり思い出して書いてみよう。

    *古本ぺんぎん堂10・11月の新着本*

    「北里マドンナ」氷室冴子
    「微笑家族」中島らも
    「啓蒙かまぼこ新聞」中島らも
    「暁の天使たち(全6巻+外伝2巻)」茅田砂胡
    「ポケットジョーク10 動物」植松黎・編
    「デルフィニア戦記(文庫版)<全18巻+外伝「大鷲の誓い」>」茅田砂胡
    「レディ・ガンナーの冒険」茅田砂胡
    「レディ・ガンナーの大追跡<上下>」茅田砂胡
    「レディ・ガンナーと宝石泥棒」茅田砂胡
    「みをつくし料理帖(既刊6冊)」?田郁
    「オキナワ宿の夜はふけて」カベルナリア吉田
    「幻想水滸伝幻想真書」
    「本屋の森のあかり<1〜10巻(以下続刊)>」磯谷友紀
    「なごみさん(全3巻)」宮本福助
    「黒執事<1〜12巻(以下続刊)>」枢やな
    「あしたのジョー(文庫版<全12巻>」ちばてつや
    「おやすみプンプン<1〜9巻(以下続刊>」浅野いにお
    「華中華<1〜15巻(以下続刊)>」西ゆうじ/ひきの真二
    「傀儡師リン(全14)未完」和田慎二
    「月光条例<1〜13巻(以下続刊)>」藤田和日郎
    「ベビーシッター・ギン(1〜9巻)」大和和紀
    「優駿の門(全33巻)」やまさき拓未
    「ごきげん!チャーミー(全2巻)」上原きみ子


    うーん。明らかにもっと読んだけど、全部は思い出せない。
    まあ、しょうがないか・・・(泣)

    出品する前に読んだ本をカウントしておく。
    図書館本や自腹買いの新刊、寸借本、なども含めると
    だいたい、
    今年の目標
    (文庫や単行本などで年間500冊、漫画が1000冊くらい)
    は達成できてる感じ?!
    年末の集計が楽しみである。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計646冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計186冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<9月分>

    • 2011.10.02 Sunday
    • 23:50
    新着本紹介を兼ねた読書記録である、このカテだけど、
    8月分はまるまる抜けちゃったぞな(泣)

    今年は、
    一年分の読書量を一度ちゃんと把握したい、
    と思い、
    自腹新刊本の購入記録である「ぺんぺんのお小遣い帳」
    図書館の貸し出し記録である「図書カード6年1組ぺんぺん」
    それ以外に人から借りたりネットカフェで読んだりした分の「寸借日誌」
    そして、店の仕入れも兼ねて古本で買って読んだ分である
    この「店の本はオレの本(読書記録2011)」
    をきちんと集計するつもりだったのである。

    でも、やっぱ、店の本は、量が多すぎるし、
    「商品補完計画(新着商品・今日登録した本)」
    として店のトップページに表示できるのが12点しかないから、
    新着本を登録する度に、前のを消してくんで、
    書き留めておくのを忘れてしまう。

    今日は、9月に読んだものを、
    できるかぎり思い出して、書いておこう。

    これらは全部店の商品だから、
    気になる本があったら、
    店の方のブックレビューも読んでくれたらうれしい。

    *古本ぺんぎん堂 9月の新着*

    「さすらいエマノン」梶尾真治
    「ザリガニマン」北野勇作
    「イカ星人」北野勇作
    「多恵子ガール」氷室冴子
    「なぎさボーイ」氷室冴子
    「十二国記<既刊全11冊」>(講談社X文庫ホワイトハート版)」小野不由美
    「デルフィニア戦記(新書版)全18巻」茅田砂胡
    「暁の天使たち<全6巻>」茅田砂胡
    「生徒諸君! 教師編<全25巻>」庄司陽子
    「海街diary<1〜4巻(以下続刊)>」吉田秋生
    「OLヴィジュアル系<全20巻>」かなつ久美
    「幽☆遊☆白書 完全版<全15巻>」冨樫義博
    「湯あがりはピンク色」里中満智子
    「舞姫テレプシコーラ(第一部+第二部)<全15巻>」山岸凉子
    「喰いタン<全16巻>」寺沢大介
    「味いちもんめ[独立編]<1〜6巻(以下続刊>」
     倉田よしみ/原案・あべ善太/シナリオ協力・福田幸江
    「変奏曲<全3巻>」竹宮惠子
    「玄米先生の弁当箱<全10巻>」魚戸おさむ
    「月光条例<1〜12巻(以下続刊)>」藤田和日郎
    「BASARA<全27巻>」田村由美
    「図説オカルト恋愛辞典」明智抄
    「女の十字架」明智抄
    「始末人シリーズ<新書版全5巻>」明智抄


    うーん。まだ、抜けがあるけど、
    思ったより冊数はイってるなー。

    今年の目標は、
    小説やノンフィクションなどの活字本が500冊
    コミックスが500〜600冊くらい、
    全体で1000超えたら、いいかな、
    くらいの感じだったんだけど、
    10月時点で軽くクリア?!

    1〜3月と6月〜現在まで、
    ほぼフルタイムの副業やってたわりには、
    たくさん読めてよかったー。
    泳いでないと死んじゃう魚みたいに、
    本を読んでないと多分生きていけないから。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計514冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計144冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<7月18日>

    • 2011.07.18 Monday
    • 20:12
    新着本紹介を兼ねた読書記録。
    7月中盤の分を。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「なんて素敵にジャパネスク 人妻編<全11巻>」山内直実/原作・氷室冴子
    「イキガミ<1〜9巻(以下続刊)>」間瀬元朗
    「とめはねっ! 鈴里高校書道部<1〜8巻(以下続刊)>」河合克敏
    「D.Gray−Man(ディー・グレイマン) <1〜21巻(以下続刊)>」星野桂
    「若おかみは小学生!PART4<花の湯温泉ストーリー>」令丈ヒロ子
    「スフィンクス<シリーズここではない★どこか2>」萩尾望都
    「OTOME continue(オトメ・コンティニュー)Vol.4」太田出版


    日曜に久しぶりに仕入れに行けたから、
    最新巻を足しての完結セットと、
    既刊全巻セットなどをいくつか出品。

    今日は、ついに先月、最終巻が発売され、
    6年の月日を経て、完結した、


    『なんて素敵にジャパネスク 人妻編<全11巻>』山内直美/原作・氷室冴子(白泉社花とゆめコミックス)

    を紹介しようか。

    原作はもちろん氷室冴子さんの『なんて素敵にジャパネスク』

    以前に、
    『なんて素敵にジャパネスク(全11巻)』(花とゆめコミックス)として、
    同じ山内直実さんの作画で漫画化されているが、
    その続編である。

    時は平安。
    都の名門貴族の姫君である瑠璃姫は、
    好奇心旺盛でオテンバな変わり者。
    初恋の吉野君(よしののきみ)の面影を胸に抱き、
    独身主義を貫く覚悟。
    あの手この手で父の持ち込む縁談を断り続けるが、
    幼なじみの高彬(たかあきら)の一途な思いにほだされて婚約。
    ところが、ひょんなことから
    東宮(皇太子のこと。現在は帝)鷹男を廃そうとする
    陰謀事件に巻き込まれ、
    それを企んだのが実は帝の異母弟だった吉野君だったことを知り、
    事件を解決したうえで、彼を逃がそうとして大けがを負う。

    前作は一旦の区切りのである、この「吉野君編」まで。
    そして、2005年から連載が始まった、
    「人妻編」は、
    小説の3巻〜8巻(完結巻)の部分のコミカライズである。

    吉野での療養を経て、ようやく帰京。
    ついに高彬と結ばれて、アツアツの新婚生活・・・のはずが!?
    高彬の愛人の座を狙う煌姫(あきひめ)が居候として乗り込んでくるし、
    「物の怪憑き」とまで言われていた瑠璃が、
    急に宮廷の公達のあいだで良い意味で評判になり、
    高彬が変な嫉妬心、猜疑心に取り憑かれて、
    浮気を疑われてケンカになるし、
    新入りの女房を騙して、
    内大臣家(瑠璃の家)の内情を探ろうとする動きも・・・。

    「何かがおかしい、誰かがあたしと高彬の邪魔をしている」
    と疑い始めた瑠璃は、
    帝の若い叔父にあたる美男子「師の宮」に不審を抱く。

    弟・高彬に嫉妬する右大臣家の兄・春日大納言と組んで、
    高彬の妹・由良姫を入内させて皇子をあげ、
    今東宮(鷹男と桐壺女御のあいだの皇子)を
    廃そうとする陰謀に関わっているのは師の宮なのか?
    再び起こる東宮廃位事件の影の
    悲しく切ない過去とは?
    命さえかけた恋とは?


    連載途中に、
    原作者・氷室冴子さんが亡くなる、
    という哀しい出来事があったけど、
    完結後、山内さんは氷室さんの墓前に報告に行ったそうだ。
    きっと、むこうで喜んでくださっているだろう。

    この漫画をきっかけに、
    昔のファンの方々が再び氷室作品を読み返したり、
    小説のジャパネスクも前作の漫画も知らない、うんと若い人が、
    氷室さんの名前を、そして素晴らしい物語を知ってくれたらいいなあ、
    と思う。

    氷室さんの作品は、今では、ほとんどが絶版品切れだけど、
    古本ぺんぎん堂では、
    精一杯、在庫の確保に励んでいるからね。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計378冊◆
    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計105冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<7月1日>

    • 2011.07.03 Sunday
    • 00:14
    7月最初の新着本紹介。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「スキップ・ビート!<1〜28巻(以下続刊)>」仲村佳樹
    「紅色HERO<全20巻>」高梨みつば
    「REAL CLOTHES(リアル・クローズ)<1〜12巻(以下続刊)>」槇村さとる
    「風光る<1〜30巻(以下続刊)>」渡辺多恵子
    「ハチワンダイバー<1〜20巻(以下続刊)>」柴田ヨクサル
    「読経しちゃうぞ!」絹田村子


    自腹で買ったものも含め、
    コミックスのセットに最新巻を足して再出品したものがメイン。

    さて、今回紹介したいのは・・・


    『読経しちゃうぞ!』絹田村子
    (小学館フラワーコミックスα)


    まずは、ざくっと、あらすじを紹介すると・・・

    神主の息子・恭太郎、住職の息子・貴仁、牧師の息子・工
    の3人は、
    宗教は違えど、心は一つ!
    運命共同体。

    私立の男子校で、偶然同じクラスの、
    苗字並び(相澤・綾本・井波)だった彼らは、
    オリエンテーション(勉強合宿)で、
    それぞれが過去の苦い経験から、ひた隠しに隠していた、
    家業を知って意気投合。
    それ以来、他人には理解してもらえない、
    宗教法人ジュニアーズの悲哀を
    共有してきたのであった。

    「休みが定まらない」
    「最初から嫁前提で重い」

    と、フラレまくり、出会いも少ない、
    ヘタレでトホホな日常。
    家業と恋の間で苦悩する、若き聖職者たちの知られざる日常を描く、
    新感覚コメディー。


    である。
    作者の初コミックス『読経しちゃうぞ!』は、
    神社仏閣教会トリオの出会いを含めた読み切り短編6編を収録。

    これが人気を博し、連載が決まった段階で、
    『読経しちゃうぞ!』だと、
    お寺の子がメインみたい?!

    ということで、
    全員が主役の
    『さんすくみ』
    と改名しての新連載に。
    3人が織りなす友情過剰、恋愛不足、仕事過多の日々は、ますます加速。


    『さんすくみ<一〜二(以下続刊)>』絹田村子
    (小学館フラワーコミックスα)


    現在、コミックスも2巻まで刊行中。

    日本人の宗教意識の薄さ
    ある意味での宗教的な節操のなさ
    これは、人生に於いては、マイナスかもしれないが、
    日本の漫画界には、大きなプラスであった
    ・・・かもしれない(笑)

    コメディ、ギャグ漫画というフィールドで、
    宗教を扱う上でのタブーが少ない、
    というのは、
    面白い漫画が生まれる下地としては、
    重要なことだ。

    ちょっとネタにしただけで、
    テロリストに襲われたり、刑務所に入れられたり
    するような国では、
    やっぱり、ちょっとナニだし。
    あまりにも、敬虔に真摯に神を信じる国では、
    神様、そして聖職者を素材にお笑いなんて発想も出てこないだろうしな。

    先日紹介した、
    中村光『聖☆おにいさん』
    だって、
    舞台が日本でなかったら、
    ブッダの額にある白毫「ボタン」扱いして、
    押そうと襲い掛かってくる小学生軍団とか、
    イエスを見て、
    「ジョニデ(ジョニー・デップ)に似てる」
    とささやく女子高生とか、
    ありえないだろ(笑)
    気付くよ、ふつー。
    仮にも、神様お釈迦様だよ?!

    正月は神社で初詣、
    お盆は家で棚経、
    クリスマスは最大の恋愛イベント

    である
    ゆるふわ?な日本だからこそ、
    イエスもブッダも、
    のんびり人間界でのバカンスを楽しめるのだ。

    そして、その物語で、笑って癒される、オレたち。

    素晴らしい(笑)

    こうして、少女漫画でも、
    家業としての宗教法人の裏話を、
    楽しく読める作品が登場したし、
    宗教ネタギャグ漫画は、これからも注目のジャンルだぞ。

    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計347冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<6月7日>

    • 2011.06.07 Tuesday
    • 23:20
    5月末から6月最初の新着本。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「感じて。息づかいを。」川上弘美・選/日本ペンクラブ・編
    「棋士の魂〜将棋インタビュー傑作選〜」別冊宝島編集部・編
    「戦う将棋指し2」別冊宝島編集部・編
    「嘆きのサイレン クラッシュ・ブレイズ」茅田砂胡
    「永遠も半ばを過ぎて」中島らも
    「中島らもの特選明るい悩み相談室 その3 未来篇」中島らも
    「いちねんせい」谷川俊太郎・詩/和田誠・絵
    「風の万里 黎明の空 十二国記<上下>」小野不由美
    「華胥の幽夢 十二国記」小野不由美
    「図南の翼 十二国記」小野不由美
    「東の海神 西の滄海 十二国記」小野不由美

    「11人いる!」(萩尾望都Perfect Selection3)
    「ミスター味っ子?<1〜9巻(以下続刊)>」寺沢大介
    「そばもん<1〜6巻(以下続刊)>」山本おさむ
    「多重人格探偵サイコ(MPD PSYCHO)<1〜15巻(以下続刊)>」
     田島昭宇×大塚英志
    「華中華(ハナチャイナ)<1〜14(以下続刊)>」
     ひきの真二/西ゆうじ・原作
    「ヤマトナデシコ七変化<1〜28(以下続刊)>」はやかわともこ
    「秘密の新選組<全4巻>」三宅乱丈


    今日のピックアップは、


    『秘密の新選組<全4巻>』三宅乱丈(太田出版Fx comics)

    新選組には秘密があった。
    それは、飲めば、男の中に眠るホールモーンが目を覚まし、
    男の乳首を乳房にしてしまうという薬。
    女の姿の方が時として調べが上手くいくこともあり、
    ごく一部の幹部(山崎、斉藤ら)がこれを使って諜報活動を行っていたのだ。
    今回初めて薬を飲んだ山南を見て、
    女好きの近藤勇は、
    「女が似合う男もいるものだなあ」
    と感心し、
    「きっと美人になる」はずの原田、藤堂
    「ヒラメ顔でおもしろいからシャレで」沖田

    そしてちょっとしたいたずら心土方に、
    薬を密かに盛る。 ←うな重に山椒のかわりにぶっかけた
    (自分も何も考えずに食べていた)

    近藤、土方に乳房が生えたのは、
    長州の陰謀に関して、
    「桝屋」こと古高俊太郎を取り調べている最中だった!
    そして、原田、藤堂、沖田は池田屋事件の当日に、
    この驚愕の事態と向き合うことに。

    混乱の中、なんとか長州の尊攘派を斬った新選組。
    薬の効き目は4、5日のはずだったが、
    なぜか6日経っても乳房は消えないまま。
    土方は山崎から恐ろしい事実を告げられる。
    本来なら3回に分けて服用し、
    ゆっくりとホールモーンを目覚めさせて、また眠らせるはずが、
    一度に大量に飲んだため、元に戻らないのではないかと・・・。

    焦るトシ(土方)。
    のん気なカッちゃん(近藤)。
    怒る原田。
    乙女全開の藤堂。(永倉にラブ)
    悲劇に襲われる沖田。


    トンデモない秘密(おっぱい
    を抱えてしまった新選組の明日はどうなる!?


    「新選組とおっぱい」
    にまつわる話は、これが初めてではない。

    少女漫画『風光る』(渡辺多恵子)は、
    長州の反幕派浪人に父と兄を殺され、自身も火傷を負いながら、
    沖田総司に助けられた少女・富永セイが、
    兄の意志を継ぎ、また父と兄の仇を討つため、
    性別を偽って、壬生浪士組(後の新選組)に入隊し、
    神谷清三郎として幕末を生きる物語だ。
    神谷が女性ではないかと疑う隊士たちに、
    医師の松本良順がでっちあげたのが、
    如心遷(ニョシンセン)=「男なのに体が女になる奇病」
    であった。

    まさか、三宅乱丈さんが、
    これを読んで、
    「下っ端の一隊士じゃなくて、
    新選組幹部におっぱいがあったら、どうなる!?」

    と思ったわけではないとは思うが、
    最初は、単なる思いつきであろう。

    しかーし。
    ギャグまっしぐら、かと思いきや、
    なかなかどうして、これが説得力があるのである。

    おっぱい事件に関する新選組のメンバーの反応も、
    いままで伝えられてきている性格や為人にぴったりくるものだし、
    なぜ、土方が厳しい法度を作ったのか、
    沖田総司が池田屋で昏倒した理由、
    穏やかな男が非情な人斬りに変貌する過程

    など、
    おっぱいと史実を不自然でなく結びつけ、
    「これがもしも事実でもアリかも」
    と思わせる。

    特に、
    豪放磊落で物事を深く考えない男・近藤勇
    に対する、
    土方歳三の深い愛情による
    自己犠牲献身
    という、
    新選組モノの基本中の基本
    を決してハズしてないとこが、さすがだ。

    インパクトのありすぎる絵柄と物語は、
    好き嫌いの分かれるところだが、
    あたしは、「名作」と認定したい。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計73冊◆
    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計266冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<5月17日>

    • 2011.05.17 Tuesday
    • 23:20
    GW以降の新着本。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「妖魔の戯れ」タニス・リー/浅羽莢子・訳
    「熱夢の女王<上下>」タニス・リー/浅羽莢子・訳
    「我が秘密の生涯」作者不詳/田村隆一・訳
    「小鼠 ニューヨークを侵略」レナード・ウイバーリー/清水政二・訳
    「小鼠 ウォール街を攪乱」レナード・ウイバーリー/清水政二・訳

    「浮浪雲(3)(8)(10)(12)(14)(27)(31)(33)(34)(35)(37)(43)」ジョージ秋山
    「コブラ(1)(4)」寺沢武一
    「ゴクウ(1)(3)(4)」寺沢武一
    「カブト(2)」寺沢武一
    「本屋の森のあかり<1〜9巻(以下続刊)>」磯谷友紀
    「ちょっと江戸まで<1〜5巻(以下続刊)>」津田雅美
    「舞姫―テレプシコーラ第二部<全5巻>」山岸凉子


    今日の、ピックアップは・・・


    『小鼠 ニューヨークを侵略』レナード・ウイバーリー/清水政二・訳
    (創元推理文庫)


    先日紹介した、ホーガンの、
    ガニメアン三部作(巨人のたちの星三部作)
    は、
    ハードSFに苦手意識を持っていたあたしに、
    ジャンルにこだわらないで、読んでみるのが、
    面白い本に出会う近道、

    だということを教えてくれた作品だけど、
    この『小鼠』シリーズは、
    タイトルで先入観を持つのはやめよう」
    という教訓を与えてくれた本である。

    ああ、もうっ!
    ぺんさんのばか、ばか。


    「なんで、もっと早く読まなかったんだろう!?」
    とまたしても後悔の涙。

    変にたくさん本を読んでると、
    単語に、既読本から類推されるイメージのようなものが、
    手垢みたいにいっぱい付着して、
    ときにそれがマイナス材料になることがある。

    『小鼠 ニューヨークを侵略』
    っていう題名から、どんなお話を想像する?

    あたしは、
    西村寿行のバイオレンスものみたいに、鼠に人間が襲われるエグい話か、
    逆に、ディズニー映画風に、
    擬人化されたかしこい鼠たちが、
    生活を脅かす人間に反旗を翻して、
    最後は、人間の少年と友情が芽生えて、仲良く共存の道を模索する、
    みたいなファンタジーか、
    どっちかだと思ったぞ(笑)

    だから、前からタイトルは知ってし、
    実は倉庫にあったりしたんだけど、
    なかなか手が出なかったんだよね。

    ところがどっこい。

    鼠、関係ないじゃん!?

    そう。
    このシリーズの「小鼠」は、
    動物の鼠(ネズミ)のことじゃなくて、
    「ある小さい小さい国」のことだったのである。

    北アルプス山中のグランド・フェンウィック大公国
    自由を旗印に平和な日々を送っていたこの小国にも、
    人口の自然増による社会問題が持ち上がっていた。
    20世紀初頭にたった4千人だった小さな国は、
    それまでは、自給自足で事足りていたが、
    人口の増加で、物品を海外から輸入する必要に迫られ、
    お金がいるのである。

    外貨を獲得する手段は、大公国が世界に誇る特産のワインだけ。
    ピノー・グランド・フェンウィックは、
    その至上の美味と希少価値で、世界中のワインマニア垂涎のワインだが、
    年に2千本も作れればいい方で、これ以上の増産は難しい。
    ならば、ワインを10%だけ水増ししても、品質は変わらないし、
    それだけで、必要な外貨を獲得できる、と主張する、
    「水割り」党に対し、
    そのような行為はワインに対する冒涜であるとする、
    「反水割り」党も一歩も譲らず、
    増収をあてこんだワインの水割り論をめぐって、賛否が国を二分。
    たった10人の枢密院会議は、半数に割れて膠着状態。

    昨年亡くなった父の後を継いで、領主となったばかりの、
    大公女グロリアナ十二世は、
    世界に誇る大公国のワインの偽物を、
    アメリカのワインメーカーが発売したのを理由に、
    アメリカに宣戦布告する
    という奇想天外な手を考え出した。

    アメリカという超大国は、
    あちこちに戦争を仕掛けておきながら、
    勝ってしまえば、昨日までの敵国の復興と発展に経済支援を惜しまない、
    という不思議な国だと言うのだ。
    それならば、戦争を仕掛けて、犠牲が出ないうちに即座に降伏し、
    敗戦国として借款を受ければよい。

    ところがこの極小国の宣戦布告の書類は大統領の手元に届かず、
    あちこちで冗談だろうと黙殺され、いつまで経っても戦争が始まらない。
    やむおえず、グランド・フェンウィック軍は、ニューヨークに攻め込んだ。

    アメリカ大統領が、自国が交戦状態にあること、
    しかも、どうやら初戦に負けたらしい、と気付いたのは、
    二人の人質と、開発したばかりの究極兵器Q爆弾が、
    グランド・フェンウィック軍によって、祖国に運ばれた後だった。

    この、奇妙きわまりない戦争の行方は・・・?!


    とにかく、小鼠=グランド・フェンウィック大公国
    の設定がユニーク。

    14世紀にイギリスの騎士(ナイト)の第七子として生まれた、
    ロジャー・フェンウィックは、エドワード三世の軍に加わり、
    武功によってサー・ロジャーとなるが、
    やがて、傭兵隊を率いて、フランスのシャルル王に売り込み、
    攻略を命じられたアルプスの城を攻め落とした際、
    それをフランスに引き渡さずに、自らが領主となることを宣言。
    グランド・フェンウィック大公国の誕生である。
    フランスからの追討軍を退けて以来500年以上、
    この国は、一切の戦争と無縁であった。

    代々、大公、大公妃、大公女が治めてきた国は、
    長さ5マイル幅3マイル。 ←8?×5?くらい?
    3つの盆地と一つの川、一つの山、そして城とワイン畑があるだけの国は、
    交易の要所でもなく、港も運河もなく、鉱物の産出もなく、
    侵略者にとって、何の旨味もないため、
    二度の世界大戦を全く無傷で乗り越えたのだ。
    人々の暮らしは、14世紀からほぼ変わらず、
    空港もない、電車もない、自動車も走っていない。
    統治者である大公女は、自転車で野山を走り回っている。

    このグランド・フェンウィックの軍隊(24人)が、
    ニューヨークに攻め込む様が、大爆笑。
    14世紀のままなのは、軍備も同様で、
    戦闘機や戦車などあるはずもなく、
    隣国フランス国境までは徒歩
    マルセイユ港までは、バス
    ニューヨークまでは、旅客用の帆船
    ・・・って、旅行か!?(笑)

    装備がこれまたすごい。
    大弓、槍、鎖帷子、丸盾・・・
    百年戦争か!?

    それゆえに、誰もこの部隊を他国の軍隊と思わず、
    火星人の襲来と勘違いされたりする(笑)

    けれども、小鼠が、手に入れた究極兵器Q爆弾を盾に、
    大国を翻弄する様子は愉快痛快。

    もうひとつ興味深いのは、
    この作品が最初に発表された1954年は、
    原子力潜水艦ノーチラスが進水し、
    ビキニ環礁水爆実験が行われた年。
    つまりは、米ソの冷戦と、核兵器開発競争の真っ只中、ってこと。

    そんな時期に、
    大国支配の国際政治と、核の恐怖を、
    ここまで、おちょくった作品をよく書けたものだ。

    この『小鼠』シリーズには、
    そんな社会風刺が随所に。

    続編の『小鼠 月世界を征服』では、
    加熱する米ソの宇宙開発競争(初の月面着陸船開発)を尻目に、
    グランド・フェンウィック大公国が、
    ワインを燃料にロケット飛ばしちゃうし、
    『小鼠 ウォール街を攪乱』では、
    投機に狂奔する経済を、
    『小鼠 油田を掘りあてる』では、
    エネルギー危機を、
    それぞれ、グランド・フェンウィック大公国のとんでもない活躍を軸に、
    強烈に皮肉ったうえで、とびきり笑えるユーモア小説に仕上げている。

    「風刺」「笑い」は、
    昔から相性が良くて、
    イギリスをはじめとして、
    新聞や雑誌で、ポンチ絵風刺漫画として発展したわけだけど、
    文学における社会批判は、
    プロレタリア文学や、ディストピア小説が大半で、
    長編ユーモア小説というかたちで、
    ここまで、面白いものは、今にいたっても、
    なかなかないんじゃないだろうか。

    『小鼠ニューヨークを侵略』
    『小鼠 月世界を征服』

    は映画化もされている。
    古い作品だから入手が難しいかもしれないけど、観てみたいもんだ。

    本の方も、ちょっと入手困難な部類に入る。
    『小鼠ニューヨークを侵略』は、
    2005年に復刊されたんだけど、
    また、版元品切れ状態になってしまっているし、
    他の作品は、古本でもかなり品薄。

    となると、みなさまのお役に立ちたい、と燃えるのが、
    古本ぺんぎん堂店主。
    もちろん、最新作だって、店にはあるが、
    古本でしか手に入らないものを売るのが、
    古本屋の本領である。

    いま、古本ぺんぎん堂では、
    『小鼠ニューヨークを侵略』
    『小鼠 ウォール街を攪乱』
    『小鼠 油田を掘りあてる』
    の3作を販売中だよ。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計61冊◆
    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計255冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<5月4日>

    • 2011.05.04 Wednesday
    • 23:00
    4月後半+GWの新着。
    うー。なんだかんだで結構出して、
    たくさん読んだけど、
    きちんとつけておかなかったから、忘れちゃったのもある。
    思い出せるだけは書いておこう。
    お小遣い帳の自腹本に入れたものは、
    再読しても読了本カウントには入れてない。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「ライラックの花の下」オルコット/松村至大・訳
    「銀河おさわがせマネー」ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック/斉藤伯好・訳
    「プレイボール!2002年」ロバート・ブラウン/広瀬順弘・訳
    「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿・訳
    「ガニメデの優しい巨人」ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿・訳
    「巨人たちの星」ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿・訳
    「進化した猿たち3」星新一
    「ウインク」小松左京
    「懲戒の部屋―自選ホラー傑作集<1>」筒井康隆
    「影絵」宮尾登美子
    「小説熱海殺人事件」つかこうへい
    「俺たちの行進曲」有明夏夫
    「カポネ多きに泣く」梶山季之
    「村松友視のプロレス塾」村松友視
    「当然、プロレスの見方です」村松友視
    「テルマエ・ロマエ<1〜3巻(以下続刊)>」ヤマザキマリ「星は歌う<全11巻>」高屋奈月
    「桜蘭高校ホスト部<全18巻>」葉鳥ビスコ
    「築地魚河岸三代目<1〜32巻(以下続刊)>」
    「舞子の詩<全4巻>」上原きみ子
    「エロイカより愛をこめて<1〜22巻(以下続刊)>」青池保子


    今日の、ピックアップは・・・


    『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿・訳
    (創元SF文庫)


    から始まった、
    「ガニメアン・シリーズ」三部作
    「巨人たちの星シリーズ」「ジャイアンツ・スター・シリーズ」とも呼ぶ)

    ホーガンの処女作「星を継ぐもの」
    そして、
    「ガニメデの優しい巨人」
    「巨人たちの星」

    は、
    80年代初めに邦訳されて、
    絶版になることも多い翻訳SF作品の中で、
    いまも版を重ねているハードSFの名作。

    普通に新刊で買えるんだけど、
    最近は海外作品の文庫は、値段が高いから、
    あまり状態は良くないけど、
    初版本3冊が揃ったから、セットで出してみた。

    で、まあ、お約束として、
    店に出す本は、読むわけだよ。

    そして・・・後悔のあまり号泣したね。

    「なんで、もっと早く読まなかったんだろう!?」と。

    SFの名作として、必ず名前の挙がる本だし、
    実は、10年以上前から、読もうとは思ってたんだけど、
    どうしても、ハードSFは敷居が高くて・・・。

    SFは昔から大好きだが、
    あたしの好きなタイプの本って、
    かなりファンタジー寄りのもの、
    タイムトラベルSF、
    歴史改変SF、
    ロボットもの、
    AIもの、
    ファーストコンタクトあるいは異種族間恋愛もの

    とか、
    いかにも「文系人間でも読めるSF」だ。

    好きになった作家も、
    ダニエル・キイス、オースン・スコット・カード、
    カート・ヴォネガット、P・K・ディック、マイク・レズニック、
    フィリップ・ホセ・ファーマー、レイ・ブラッドベリ、
    エイミー・トムスン、ジャック・フィニイ、
    ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、アン・マキャフリー、

    ・・・って、
    「SF作品ももちろん書いてるけど、SF作家と呼ぶには微妙」
    な人ばっかじゃん(笑)

    どうやら、あたしは、
    ガジェット(SF)上等っ!!」
    と無意識に思ってるみたいなんだ。

    ガジェットというのは、
    いわば、道具、装置、仕掛けのこと。

    つまり、舞台が宇宙だったり未来だったり、
    設定は、文句なしにSFだけど、
    それに対する説明というか、科学的な論証には重きは置かれず、
    「ここはこういう世界なんだ」
    という前提の元に、
    その社会や、そこに生きる人の様々なドラマが描かれる物語、
    というのかな。

    架空の世界観の面白さで読ませたり、
    あえて、舞台を現代や現実世界にしないことで、
    普通の文学と同様のテーマを、際立たせる、
    装置としてのSFだってアリだし、
    藤子F不二雄先生の言う「すこし・不思議」があれば、
    必ずしも、
    SFは、サイエンス・フィクションであったり、
    正しい描写、技術や理論の裏付けが絶対必要、
    ってこともないんじゃないかと。

    こういう人間に、ハードSFを楽しめと言っても、
    ちょっと無理がある(笑)
    楽しむ前に、科学的な用語だとか、理論だとかに、
    つまづいちゃって、物語に上手く入っていけない。

    ハードSFの定義というのはきっちり決まってるわけじゃないけど、

    「科学技術(天文学・物理学・化学・数学・工学技術など)の
    正確な描写と、これらの科学知識に裏付けられたアイデアを
    中心となるテーマにしたもの」

    「小説の<問題意識><舞台設定><展開><解決>のすべてにおいて、
    理工学的な知識に基づいた科学的ないしは
    空想科学的な認識や手法を生かしたもの」

    「科学の理論的追求が、
    そのフロンティアにおいて遭遇している "問題" について、
    文学的な "処理" を行うもの」

    「科学的仮説や論理が小説のプロットと一体化していて、
    前者をのぞくと、質の問題とは無関係に、
    小説とは呼べないものになってしまうようなサイエンス・フィクション」


    というような、説明が今までなされている。

    うーん。
    もちろん、リアリティがあればあるほど、
    架空世界の完成度は上がるわけだけど、
    科学的に整合性のとれた解決
    だけで、フィクションが面白くなるのか?
    科学知識の解説が小説として成り立つのか?
    と言えば、ちょっと疑問。

    ・・・なんだが、
    ホーガンは、『星を継ぐもの』
    そして、続編の『「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」で、
    ハードSFとは何か、
    ハードSFの楽しさとはどういうものか、

    を教えてくれた。

    あらすじは、というと・・・。

    近未来、21世紀後半。
    人類は、やっと国家を疲弊させる軍備拡張競争に終止符を打ち、
    戦略兵器に費やしていた超大国の財力は第三世界につぎ込まれ、
    飢餓と貧困から解放された人類の飽くなき冒険心は、宇宙へと向かう。
    そして、UNSA(国連宇宙軍)を中心として、
    多国籍にまたがる宇宙開発計画は、
    月面および木星の探査で、かつてない大きな謎に直面する。

    月面で見つかった、真紅の宇宙服を着た人間の遺骸。
    チャーリーと名づけられ、
    月で発見されたことから、ルナリアンと仮に呼ばれることになった、
    この人物はいったい何者なのか?
    なぜ月にいて、なぜ死んでしまったのか?


    その謎を解くため、地球規模のプロジェクトが組織される。
    チャーリーが死亡したのは、なんと5万年前
    彼は、生物学的な分析から、
    現代人と同じヒト(ホモ・サピエンス)であることは間違いない。
    だが、その所持品からうかがわれる言語も文化も食糧も科学も、
    いかなる地球文明とも接点がない。

    国連宇宙軍本部長のコールドウェルから、
    このプロジェクトの統括的なリーダーを任された、
    原子物理学者のヴィクター・ハントは、
    生物学者のダンチェッカーら、多くの科学者と連携して、
    綿密な調査、研究にあたるが、
    数々の仮説が立てられ、
    仮説に基づき謎が少しずつ解き明かされては崩れる。
    新しい発見が新たな謎を生み出す。
    木星の衛星ガニメデで、地球のものではない宇宙船の残骸が発見され、
    さらに深まる謎。
    人類の起源はいったいどこに?
    人類とチャーリーを繋ぐ手がかりとなる、
    巨人・ガニメアンとは・・・?


    『星を継ぐもの』のテーマは、
    ある死体の謎の解明だけ、と言ってもいい。
    近未来の科学技術や知識のすべてを総動員しても、
    なかなか解けない謎、解決されない多くの矛盾。
    解答は、解答ではなく、さらなる謎の出発点となる。

    ある疑問に対して、仮説を立て、それを証明する作業
    この物語は「科学」そのものだ。

    宇宙を舞台にしながら、
    物語は、そのほとんどが、
    小さな研究機関で、宇宙基地で、そして、科学者の脳内で、進んでいく。

    それが・・・
    それだけのことが・・・
    めちゃくちゃ、おもしれええ!!

    そして、最初の巻で明らかになった事実が、次の物語へと繋がり、
    人類を遠い広い世界へと運んでいく。

    もう、目から落ちたウロコで溺死しそうなくらい、びっくりしたし、
    面白い本に出会えたよろこびで胸がいっぱいになった。

    本の楽しさはジャンルでは括れない。
    ジャンルはあくまでも目安でしかないんだな。

    この世には、
    面白い本そうでない本
    そのふたつしかない。
    先入観を捨てて、たくさんの本を読むことが、
    面白い本に出会う近道。

    そんな、簡単で、でも意外と難しいことを、
    改めて教えてくれた本だ。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計58冊◆
    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計234冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<4月2日>

    • 2011.04.06 Wednesday
    • 11:59
    4月最初の新着。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「先崎学の実況!盤外戦」先崎学
    「女流棋士」高橋和

    「宇宙島へ行く少年」アーサー・C・クラーク/山高昭・訳
    「なりそこない王子」星新一
    「まぐまぐVOW2 世の中のヘンなもの総カタログ」まぐまぐ編集部・編
    「VOW16 街のお笑い投稿満載!!」宝島編集部・編
    「テルマエ・ロマエ<1〜2巻(以下続刊)>」ヤマザキマリ



    開催中の将棋本イベントのために2冊追加。

    このあいだ、楽しい風呂漫画として紹介した、
    『テルマエ・ロマエ』も、出品。

    今日の、ピックアップは・・・


    「まぐまぐVOW2 世の中のヘンなもの総カタログ」
    まぐまぐ編集部・編(宝島社)


    普段、紹介する本や、
    図書館本の貸し出し記録のピックアップは、
    圧倒的に小説((しかも長編)が多いから、
    「軽い本は読まないの?」
    と言われることが多いんだけど、
    古本で買うのは、オモシロ本の類も結構多いよ。

    昔から、読者投稿のおもしろネタが大好きであった。

    古くは、
    「はみだしぴあ」とか「ビックリハウス」
    そして、宝島の「VOW」シリーズや、
    「ほぼ日刊イトイ新聞」の「言いまつがい」
    など。

    このての本を読むと、
    芸人さんやライターさん、作家さんのように、
    常におもしろいことを考え続ける、書き続けるのは、とても難しいが、
    「誰の日常にも、ひとつやふたつ、
    すっごくおもしろいこと、笑える出来事は、
    起こるものなんだなあ」

    と思ったりする。 

    そう思うと、生きてることは、それほど悪くないことのように感じるし、
    つまらない日常の中にも、楽しみは見つけられるのかも、とも。

    この「まぐまぐVOW」は、
    3万誌もの、無料・有料メルマガ(メールマガジン)を発行する、
    サービス会社「株式会社まぐまぐ」の、
    自社用メルマガ「ウィークリーまぐまぐ」に投稿された、
    変なモノ、変なコトこと、を集めたVOWスタイルの本。
    本家VOWよりも、
    インターネットのおもしろネタが多いのが特徴か。
    3冊発行されて、もう10年近くになるから、
    版元品切れになっちゃってるけど。

    あたしが気に入っているのは、
    「ワープロ誤変換傑作集―ウ・ラ・ハ・ラ誤変換」
    ワープロやパソコンでの、
    奇妙な誤変換を集めたコーナーである。

    店の仕事の8割くらいは、文章を書くことで成り立ってるから、
    こうした「誤変換」や、「書きまつがい」に、
    やはり興味をひかれてしまう。

    笑えた(怖かった)ものをいくつか紹介しよう。

    左が、打とうと思った文字列、右が誤変換だ。

    「流れ星(ながれぼし)」→「流れ母子」
    「子連れ狼」の女性版のようだ。

    「ゆで卵(たまご)」→「茹でた孫」
    ハンニバル・レクターさんからの投稿か?

    「くねくねした石段(いしだん)」→「くねくねした医師団」
    ちょっと楽しい。
    『医龍』のキャラがみんな、くねくねしてたら、
    全然、違うストーリーになりそうだけど。

    「雑木林(ぞうきばやし)」→「臓器林」
    木になってると、ある意味助かる。でも、想像すると怖い。

    「制度例(せいどれい)」→「性奴隷」
    公文書に混ざってるとすごい。誰の趣味なのか気になる。

    「諸経費(しょけいひ)」→「処刑費」
    どっかの国では、ほんとに計上されてそうである。

    「更衣室(こういしつ)」→「行為室」
    そういう使い道もなくはない。

    「考察したい」→「絞殺死体」
    警視庁のパソコンでは普通だったりして。

    「再検討中(さいけんとうちゅう)」→「債権と宇宙」
    スケールでかっ!

    「委託内容(いたくないよう)」→「痛くないよう」
    なんとなく、いじらしい。

    なぜか、ビジネス用語に、すごいものが出がち。
    でも、仕事中にこんなものが出てきたら、
    あたしだったら、笑いすぎて仕事にならないぞ。

    確定申告でお馴染みの言葉も発見。

    「扶養親族」→「不要親族」

    そんな届けを出されても・・・(笑)

    あたしは、長らく、パソコンに標準装備の、
    キーボードのソフトウェアがあまりにもバカ、なことにキレて、
    (あたしの調教が悪かったのか、
    誤変換どころか、一発で出したい言葉が出る方が稀で、
    特に人名を打つのに異常に時間をくっていた)
    ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK(エイトック)」
    を月額300円で使っているのだ。

    コイツは、ほんとにかしこい。
    作家さんの名前とか、一発で出るもん。
    たまに出ない人があっても、
    入れ直す作業中に、
    『「まきめ」から「万城目」に変換できるようにしますか?』
    とか表示されるから、
    単語登録画面を別に開かなくてもいいし。
    文章の入力スピードは格段に上がった。

    でも、とんでもない誤変換は、ほとんど出なくなって、
    ちょっぴりさびしいような気はしないでもない(笑)

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計48冊◆
    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計184冊◆

    店の本はオレの本(読書記録2011)<3月29日>

    • 2011.03.29 Tuesday
    • 17:56
    やっと、新しいイベントをアップできた。

    実は、昨年末から用意していたんだけど、
    お気に入りの本が多いだけに、
    伝えたいこと、書きたいことがありすぎて、
    ちょっとブックレビュー書きに煮詰まっていたのだ。

    将棋関係の本を続けて読んだせいか、
    やっぱり今回の特集は「将棋」でいこう、
    と決めて、
    読み返したら、やっと書く方向性がまとまってきた。
    少し時間をおいたのがよかったかも。

    というわけで、
    ぺんぎん百貨店8階催事場第14回(ミニ)イベントは、
    「一局の将棋 一回の人生〜将棋本特集〜」

    イベントにあわせて、追加したのは、以下のとおり。

    *古本ぺんぎん堂 本日の新着*

    「ハチワンダイバー<1〜19巻(以下続刊)>」柴田ヨクサル
    「5五の龍<全6巻>」つのだじろう
    「将棋の子」大崎善生
    「聖の青春」大崎善生


    「聖―天才・羽生が恐れた男―<全9巻>」山本おさむ
    「3月のライオン<1〜5巻(以下続刊)>」羽海野チカ


    太字のものが出品済みの新着。


    「5五の龍<全6巻>」つのだじろう(中公文庫コミック版)
    は、
    3年がかりで、やっと集めた。

    ホラー漫画で有名な、つのだじろうさんは、
    アマ四段の棋力を持ち、棋士とも親交のある将棋ファン。

    ・顔がときどきホラー
    ・登場人物の服のセンスがちょっとすごい
    ・設定が、ものすごく昭和テイスト

    と、つっこみどころ満載だが、
    入会したばかりの6級、5級から、
    「入品」(級から段に変わる)あたりまでの、
    幼い奨励会員たちを描いた、この漫画は、
    「日本将棋連盟推薦図書」の指定も受けた本格派。
    将棋入門書としても素晴らしく、
    田中寅彦さんや大内延介さんが、
    協力した棋譜も、対局シーンを盛り上げている。
    羽生善治名人も奨励会時代に愛読し、
    5五竜中飛車を指してみたりしたらしい。
    いろんな意味で、おもしろいぞ。


    『聖―天才・羽生が恐れた男―<全9巻>』
    は、あと1冊足りず、待機中だけど、
    売り切れ表示で紹介。
    (揃い次第、買えるように設定し直すよ)


    『3月のライオン<1〜5巻(以下続刊)>』
    も、まだ、自分用のしかないから、
    売り切れ商品として、ブックレビューを書いた。
    こちらも、在庫の確保に鋭意努力中。

    『泣き虫しょったんの奇跡 サラリーマンから将棋のプロへ<完全版>』(瀬川晶司)
    『大山康晴の晩節』(河口俊彦)

    など、売り切れの本も、
    「こんなにおもしろい将棋の本もあるよ」
    ってことで、並べてあるから、
    それぞれの本のブックレビューやあらすじを、
    参考にしてくれたら、うれしい。
    (商品一覧ページから、各本の画像やタイトルをクリックすると、
    商品の詳細を読めます)

    今回出品の本のレビュー、イベントに寄せた文章は、
    将棋への思いを、ありったけこめて、一生懸命書いた。

    棋士になるまでの厳しい道のり、
    夢半ばで倒れた若者たちの挫折と再生、
    真摯に戦い続けるプロの世界、

    それらは、決して、特殊な場所で起こっていることではなく、
    誰でもに起こりうる人生の様々な出来事と同じだ。
    そこから、勇気や力をもらってほしい。
    そんな気持ちでいっぱいだ。

    ◆2011年読了本(店の本)・・・累計42冊◆
    ◆2011年コミックス(店の本)・・・累計182冊◆

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